ナザニン・ザガリ=ラトクリフ氏が新型コロナウイルス感染症流行のさなかテヘランの刑務所から一時釈放されたとイギリス国会議員が語る

によるユーロニュース

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ナザニン・ザガリ=ラトクリフ氏が新型コロナウイルス感染症流行のさなかテヘランの刑務所から一時釈放されたとイギリス国会議員が語る

英国の国会議員らによると、英国系イラン人のナザニン・ザガリ・ラトクリフ容疑者が、新型コロナウイルス感染症流行のさなか、テヘランの刑務所から一時的に釈放された。

この釈放は英国のドミニク・ラーブ外相と同選挙区のチューリップ・シディク議員によって認められた。

夫のリチャード・ラトクリフさんは声明で「ナザニンさんは今日の午後、4月4日までの2週間、一時的に釈放された」と付け加えた。

彼女は解放の間、足首にブレスレットを着用しなければならない、と彼は付け加えた。

2016年にスパイ罪で有罪判決

ザガリ・ラトクリフさん(40歳)は、2016年4月にイラン出国時に逮捕されたとき、英国に本拠を置くメディア慈善団体トムソン・ロイター財団で働いていた。彼女は生後22か月の娘を家族に会いに連れて田舎に来ていた。

彼女はイラン政権の転覆を図ったとして告発され、テヘランの悪名高いエヴィン刑務所で5年の刑を言い渡された。

アムネスティ・インターナショナルの支援キャンペーンによれば、「イラン当局はこの主張を裏付ける証拠を何も持っていない」という。

2つのメディア慈善団体(BBCメディア・アクションとトムソン・ロイター財団)で事務補佐員として働いていた彼女に対する容疑は「違法グループの一員としての有罪」であり、人権のために戦うNGOはこれを非難した。

「彼女は犯罪を犯していないので、ナザニンは良心の囚人です。言論の自由や結社の自由などの人権を利用したというだけで投獄されている人です」は、次の記事で読むことができます。アムネスティのキャンペーン

家族との別居と投獄状況により、彼女は遺書を書き、2016年に精神科病棟に送られた。

イギリスとイランの外交問題

英国政府はナザニンさんの自由を何度も求めており、2019年3月7日に彼女には外交保護が与えられた。

ラーブ氏は声明の中で安堵の表情を見せ、「われわれは政権に対し、彼女が必要な医療を受けられるようにするよう求める。これは歓迎すべき措置だが、われわれは政府に対し、イランで恣意的に拘束されている英国の二重国籍者全員を今すぐ解放し、彼らは英国にいる家族の元に戻ることになる。」

AFP通信によると、彼女の釈放は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてテヘランの刑務所から8万5000人の囚人を一時的に釈放するというイラン政府の決定を受けて行われたと付け加えた。

火曜日に発表された声明の中で、彼女は次のように述べた。足首のタグも付いていてとても嬉しいです。ここがどんな地獄なのか知っていれば、屋内にいるよりも屋外にいるほうがはるかに良いのです。それは精神的なものです。それが帰国の始まりとなることを祈りましょう」とAFP通信は報じた。

AP通信によると、火曜日にはイランの死者数がさらに13%増加した。

保健省報道官キアヌーシュ・ジャハーンプール氏は、イランではウイルスによりさらに135人が死亡し、全体の死者数は988人に達したと述べた。

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