によるユーロニュースとAP
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WHOによると、新型コロナウイルスのオミクロン変異種は現在までに89カ国に広がり、急速な拡大を続けている。
世界保健機関は土曜日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のオミクロン変異株が89カ国で検出され、集団免疫力が高い地域でも急速に広がっていると発表した。
変異種の市中感染がある国では、オミクロンの感染者数が1.5日から3日ごとに2倍になる、つまり海外で感染した人だけからうつるわけではないとWHOは述べた。
国連保健機関は、デルタ亜種に対するオミクロンの「成長における実質的な優位性」は、これらの国で有力な亜種としてオミクロンが間もなくデルタを追い越す可能性が高いことを意味すると述べた。
オミクロン症例の急速な増加が、変異株が既存の免疫を回避しているためなのか、本質的に以前の変異株よりも伝染しやすいためなのか、あるいはその両方の組み合わせによるものなのかは、依然として不明である。
オミクロンに関する他の主要な疑問には、既存の新型コロナウイルス感染症ワクチンのそれぞれがどれほど有効であるかなど、未回答のままである。
オミクロンによって引き起こされた新たな感染の波を食い止めるため、欧州各国はより厳しい措置を再度課す動きを見せており、パリからバルセロナまで抗議活動の呼びかけが起きている。
感染者数の増加を受けてフランスとオーストリアは渡航制限を強化し、パリは大晦日の花火を中止した。
オミクロンのせいで新たな措置を講じた他の国には、劇場やコンサートホールなどの公共施設を閉鎖したデンマークや、パブやバーの営業を午後8時までに限定したアイルランドなどがある。
WHOは11月26日に初めてオミクロンを懸念すべき亜種に指定した。