によるユーロニュースとAP
公開日•更新されました
この記事をシェアする
フランスの左派政党と中道派政党の間のありそうもない協定により、マリーヌ・ルペン氏の国民集会が早期議会選挙の第1ラウンドで優勢に躍り出た後、地滑り的な勝利を確実にするのを阻止するために両党の候補者が選挙戦から撤退することになる。
フランスの中道政党と左派政党の候補者が結集し、マリーヌ・ルペン氏の国民集会の勢力拡大を阻止しようとしている。
6月30日に行われた議会選挙の第1回投票では、ジョルダン・バルデラ党首率いる国民集会が最多票を獲得したものの、第二次世界大戦以来フランス初の極右政権となる完全勝利を収めることはできなかった。
フランス大統領エマニュエル・マクロン大統領の中道政党と左派連合の新人民戦線からは複数の閣僚を含む候補者が撤退し、国民集会の反対派と対戦した場合に最も成功する可能性が高い候補者を支持している。
フランス紙ルモンドによると、第2回選挙に出場予定だった約218人の候補者が辞退した。
そのうち130人が左派で、82人がマクロン氏のアンサンブル党からだとフランス日刊紙が報じた。
フランスの緑の党、社会主義者、共産主義者らとともに新国民戦線連合を構成する極左政党「フランス不屈」のフランソワ・ルフィン氏は、「今日の我々の目的は一つ、国民集会の絶対多数を拒否することだ」とコメントした。
撤退の決定は、日曜日に行われる予定の第2回投票の結果を左右する可能性がある。
国民集会が最多票を獲得した欧州選挙での敗北を受け、マクロン大統領が解散総選挙の実施を決定したことで、フランス政治は混乱に陥った。
しかし、フランス内務省が発表した結果によると、先週日曜日に行われた選挙の第1回投票で国民集会が急上昇し第1位に躍り出たとき、彼の賭けは裏目に出たようだ。
極右党は先制したものの、フランス議会(定数577)の下院で過半数を確保するには及ばない可能性があることを示した。
マクロン氏のアンサンブル連合の得票率は21%にわずかに届かず、2022年の議会選挙の同等段階よりは下がったが、最近の欧州選挙での結果よりは高かった。
国民集会が絶対多数を確保すれば首相と閣僚を任命する権利を持つことになるが、マクロン氏自身は大統領職を辞任する可能性を否定している。