ロシア、スペイン、米国で高温のなか山火事が猛威を振るう

ロシア

カザフスタン近郊のロシアのチェリャビンスク地域とシベリア北東部で森林火災が発生した。

非常事態省は、消火活動のため航空機とヘリコプターを派遣し、2つの大きな村が避難しているチェリャビンスクに人員240名を派遣したと発表した。

気温が異常に高くなっているシベリア北東部でも山火事が発生している。

ロシアで最も寒い居住地域であるヤクートでは、異常に激しい火災が3年目に入り、現在約300棟が燃えている。

実際、ヤクートでは昨年の冬の間、気温が摂氏マイナス50度まで下がったときでも泥炭火災が燃え続けていた。

ロシア天然資源省のアレクサンダー・コズロフ氏は5月、地球温暖化の影響でロシア北部の永久凍土がかなりの程度に消失しており、数十年後にはその土地で農耕が可能になるかもしれないと述べた。

スペイン

一方、スペイン南部のマラガ県では、金曜日の早朝から小さな町ジュブリケの近くで消防隊が消火活動を行っている。

地元の報道によると、火はすぐに300ヘクタールに広がり、松、栗、コルクの木が焼け落ちた。

約13世帯が避難を余儀なくされた。

強風のため消火活動は困難となり、数十人の消防士らが消火活動に当たった。

北カリフォルニア

そして、灼熱の気温に耐えている北カリフォルニアでは落雷により火災が発生している。

ネバダ州との州境近くにあるベックワース消防団地では、航空機の支援を受けた数百人の消防士が消火活動を行っている。

しかし、現時点で含まれているのは10パーセントにも満たない。

火災情報官パンドラ・ヴァレ氏によると、金曜日にはフレンチマン湖周辺のキャンプ場や住宅に避難命令が出され、森林の約520平方キロメートルが危険のため閉鎖された。

火災は一昼夜爆発的に拡大した後、金曜午前中に98平方キロメートル以上を覆った。

炎は低湿度と高温によってカラカラになった松、モミ、チャパラルの間を燃え上がり、尾根上の風と午後の最大時速45キロの突風が時折炎を「激しく押し上げた」とヴァジェ氏は語った。

この火災は、ここ数日で他にもいくつかの大規模な火災が発生し、数十軒の家屋が焼失した北部で発生した火災のうちの 1 つであった。

乾燥したカリフォルニアで今年これまでに発生した山火事の数と焼失した土地の量は、悲惨な山火事が発生した2020年の同時期の合計を大幅に上回っている。

カリフォルニア州林業防火局は最近、気候変動が「より長くより激しい乾期を引き起こし、植生への湿気ストレスを増大させ、森林を深刻な山火事の影響を受けやすくする」傾向を引き起こす傾向の「主要な推進力」であると考えていると述べた。

一方、予報官らは、カリフォルニア州の多くの地域で危険なほど暑い週末の天候が予想され、セントラル・バレー、山地、砂漠、その他内陸部では最高気温が3桁になると警告した。暑さ警報には沿岸部の主要住民は含まれていなかった。

米国立気象局は、デスバレーの気温はなんと摂氏54度に達する可能性があると発表した。