英国人観光客がサンタクロースを求めて雪のラップランドへ向かう

によるロイター

公開日更新されました

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ヘルシンキ - サンタクロースと大雪がイギリス人観光客をラップランドに呼び戻し、新型コロナウイルスのパンデミックで大打撃を受けたフィンランドの観光産業を活気づけている。

ロバニエミ観光・マーケティングのマネジングディレクター、サンナ・カルカイネン氏はロイターに対し、クリスマスにラップランドを訪れる観光客のほとんどは英国人だと語った。

「英国の最初のチャーター便は11月中旬に到着し、彼らにとって旅の焦点はサンタに会うことにある」とカルカイネン氏は語った。

観光ウェブサイトによると、ラップランドのロバニエミ市はサンタクロースの正式な故郷であり、サンタクロース村や北極圏への旅行などのアトラクションがあるという。

カルカイネン氏は、新たなミクロン変異種の発見によって、感染率の上昇や昨年のフィンランドの厳格な渡航制限のようにキャンセルが発生することはなかったと述べた。

英国は最近、帰国者に対する規則を強化し、ワクチン接種状況にかかわらず、出発前に新型コロナウイルス検査を受け、英国到着時に再度検査を受けることを義務付けた。

フィンランドの空港グループ「フィナビア」と観光会社ビジット・ロヴァニエミはいずれもキャンセルはなかったと発表した。

フィナビアによると、今年のクリスマスシーズンのチャーター便の運航数は、2019年シーズンの90%近くになったという。

フィンランドは現在、観光客にワクチン接種、検査結果が陰性、または過去6か月以内に新型コロナウイルス感染症から回復したことを証明する証明書の提示を求めている。

カルカイネン氏によると、観光客のほとんどは依然として英国から来ているが、フランスやイタリアからの観光客が増えているという。

フィナビア氏によると、2019年12月にパンデミックが発生する前、ラップランドの観光業界では最北の4空港に724便のチャーター便が着陸しており、キッティラとロバニエミが最も人気の目的地だったという。

旅行調査会社TAKによると、2019年12月のラップランドの訪問者数は15万2000人、宿泊施設の売上高は総額3930万ユーロだった。

しかし、TAKの統計によると、パンデミックにより訪問者の98%、宿泊施設の売上の79%が停止した。

フィンランド経済省の2020年の報告書によると、パンデミック前、フィンランドの旅行輸出は年間12%増加しており、この業界はフィンランドの国内総生産の2.7%を占めていたという。

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