米国の政権移行：トランプ大統領は選挙結果に疑問を投げかけ続けている

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ドナルド・トランプ大統領が選挙での譲歩を拒否しているにもかかわらず、ジョー・バイデン次期大統領は今週主要閣僚の名前を挙げる予定で、米国の選挙移行は進んでいる。

一方、法的異議申し立てが支持を集めていないことから、大統領に敗北を認めるよう求める共和党議員が増えている。

大統領の長年の盟友である元ニュージャージー州知事のクリス・クリスティ氏はABCとのインタビューで、トランプ氏の法務チームの仕事を「法的な恥ずべき行為」だと非難した。

激戦州はその間、選挙結果の認定を進めている。

トランプ陣営は、数百万票を無効にしようとした訴訟を却下したペンシルベニア州判事の決定に対して控訴している。この動きにより、州が選挙結果を認定する道が開かれることになる。

共和党議員の多くは、トランプ政権が円滑な政権移行を妨げるべきではないと主張しているが、不正疑惑については沈黙を守っている議員もいる。

エセックス大学のナターシャ・リンドシュテット教授は、「（トランプ氏が）やろうとしているのは、2024年に向けての準備を整えることだが、同時に、みんなに、少なくとも支持者たちに、自分が本当の勝者だったと思わせようとしている」と語った。

リンドシュテット氏はさらに、「（トランプ氏が）大統領でなくなったら自分がどうなるのかを心配しているためだと考える人もいる」と付け加え、米国大統領が大統領でなくなった場合、訴追される可能性があると述べた。

リンドシュテット氏は、国民がさまざまなニュースソースに依存していることで国内の二極化がさらに進んでいると説明した。

一方、ジョー・バイデンの就任式の準備も進められているが、今年はパンデミックの影響で異なるものになりそうだ。