EU離脱:フォンデアライエン、ジョンソン首相、EUと英国の間には溝が残っていると語る

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EUと英国は、EU離脱移行期間終了まであと3カ月となっているが、依然として行き詰まり打開には至っていない。

欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長と英国のボリス・ジョンソン首相は土曜日、将来の関係を巡る交渉においてEUと英国の間に残る「重大な溝」を解決するために「集中的に取り組む」ことで合意した。

欧州委員会が土曜日に発表した声明では、フォンデアライエン氏とジョンソン氏はビデオ会議で合意に達する重要性について合意したが、重要な問題については双方が合意できなかったと述べた。

共同声明の中で両首脳は、「ここ数週間で進展が見られたが、特に漁業、平等な競争条件、ガバナンスの分野で顕著な隔たりが残っている」と述べた。

彼らは首席交渉官に対し、こうした溝を埋めるために集中的に取り組むよう指示したという。

両者は金曜日、首席交渉官らのコメントを支持し、その中でEUのミシェル・バルニエ氏は、両党間の最新ラウンドの協議後も英国とEUの間には「継続的な深刻な相違」が残っていると述べた。

バルニエ氏は声明で、航空の安全、社会保障の調整、基本的権利と個人の自由の尊重などをテーマとした最新の第9回交渉で「前向きな新たな進展」があったと指摘した。

しかし同氏はまた、個人データの保護、気候変動への取り組み、炭素価格設定など「いくつかの重要なテーマについては進展が見られず」、「欧州連合にとって重要な問題については依然として重大な相違」が残っていることも強調した。

オープンで公正な競争の長期保証、漁業協定、強固な執行と紛争解決の仕組みをめぐり、両国の意見は依然として分かれている。

英国のEU離脱交渉首席代表デービッド・フロスト氏は、今回の交渉は「建設的」で「良い精神で行われた」と述べた。

しかし同氏は、主要な問題で進展が見られないのはブロック側に原因があると述べた。

同氏は、平等な競争条件について「合意に達する前にEUはさらに前進する必要がある」とし、「EUの現実主義と柔軟性がなければ」漁業を巡る両国の溝は「埋めるのが不可能なリスクがある」と述べた。 。

同氏はさらに「10月15日の欧州理事会を前に、これらの問題を解決する時間がほとんどないことを懸念している」とし、「解決策が見つかるのであれば、引き続き全力で取り組む」と誓った。

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