EU離脱派は本当に欧州選挙で勝ったのか?

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ユーロニュースは英国の結果を考察し、EU離脱派と残留派を比較している。

英国の欧州議会選挙でEU離脱派と残留派の両党が勝利を主張する中、ユーロニュースは実際にどちらの陣営が選挙に勝ったのかを尋ねた。

ナイジェル・ファラージ氏のEU離脱党は、得票率31.7%を獲得し、EU選挙で単独最大の勝者となった。

しかし、残留最大党の自由民主党は、より多くの人が残留支持政党に投票するよう主張している。

自由民主党のジュディス・バンティング議員は、「我々を第一党残留党、その次に緑の党、チェンジ・UKと数えると、より多くの人が残留党を支持している」と述べた。 「これらの票を合計すると、EU離脱党を支持した人よりも多くの人が私たちを支持したことになる。」

「保守党の党首が誰であれ、彼らは残留派の声に耳を傾けなければならない」と彼女は続けた。

ファラージ氏は反対の主張をし、保守党とUKIPをカウントすればEU離脱側の票のほうが多いと主張している。

ファラージ氏は「壇上で自由民主党から与えられるくだらない話に耳を傾けないでください」と述べた。 「実際、全体を見てみると、離脱支持は52対48くらいだ」とブレグジット党党首は主張した。

それで、本当に勝ったのは誰ですか?

政党は、合意なきEU離脱を含め、いかなる犠牲を払ってでもEU離脱を主張する勢力と、2016年の国民投票の結果を覆してEU内に留まりたいと望む勢力に分かれる。

Brexit党とUKIPは、自由民主党、緑の党、Change UK、Plaid Cymru、もう一方のスコットランド民族主義者、シン・フェインとの分断の一方側にある。

しかし、伝統的に英国政治を支配してきた2つの政党は、より微妙な立場を持っている。与党保守党は、アルスター統一党の同盟者と同様、EU離脱派に属している。しかし、党内では合意なきEU離脱の検討を拒否する派と、国民投票の結果を達成できないよりはそれがより良い選択肢であると考える派に分かれている。

労働党にとって、状況はさらに複雑であり、ジェレミー・コービン党首は、そのような投票にしっかりとコミットすることなく、この問題を決定するための2回目の国民投票の可能性を提示することで、党内の溝を埋めようとしている。同氏の公式方針は、EUと関税同盟との緊密な結びつきを維持しながらEUを離脱するというものである。

コービン氏は最近、共通の立場を見つけることを目的とした保守党との超党派協議を中止した。

保守党を含めたEU離脱支持政党の得票率は約45%だったのに対し、残留政党は39%となった。

仮に労働党が残留陣営に加われば、労働党が約53%の得票率で明確な過半数を獲得することになる。

サジド・ジャビド内務大臣は、この結果は国民が再選挙を望んでいないことを証明していると述べ、自由民主党は離脱対残留の独自の内訳を共有した。その中には離脱派の保守党と残留派の労働党が含まれていた。

世論調査集計組織ヨーロッパ・エレクツのウェブ編集者アレクサンダー・サルティ氏は、ユーロニュースのインタビューで英国の投票率が低いと指摘した。

サルティ氏は「最終的に国民投票か総選挙が同様の条件で行われることになった場合、かなり異なる結果が見られる可能性が非常に高い」と述べた。

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