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ルクセンブルク首相が同首相の性的指向により、一部の国では訴追される可能性があると他の指導者らに念を押した後、EU・アラブ連盟首脳会議の一部の聴衆の間で「氷のような沈黙」が生じたと報告されている。
国家指導者としてEU・アラブ連盟首脳会議で演説した今週初めにエジプトで注目を集めたのは、ルクセンブルク首相のセクシュアリティに関する発言だった。
ルクセンブルク初の同性愛者であることを公表したザビエル・ベッテル首相はサミットで、聴衆が代表していた一部の国では同性結婚は犯罪者に分類されるだろうと念を押した。
同氏は、これらの国におけるこのような犯罪は死刑に処される可能性があると強調した。
ドイツ人ジャーナリストのシュテファン・ライフェルト氏はツイッターでその瞬間を振り返り、首相の発言に対し一部の聴衆は「氷のような沈黙」に見舞われ、他の聴衆は「静かな喜び」を満喫したと述べた。
ベッテル自身もライファート氏への返答としてツイートし、「何も言わないという選択肢は私にはなかった」と付け加えた。
ルクセンブルクの指導者は、2015年にEU諸国が同性結婚を合法化した直後に、建築家の夫ゴーティエ・デステネーと結婚した。記者団に語った同氏は日曜、サミットで人権について話し合う予定だと述べた。
「同性愛者である私がそのことについて話さなかったら、問題が起きるだろう」と彼は語ったという。
オンラインでの反応
サミットでは彼のコメントは沈黙に包まれたかもしれないが、ソーシャルメディア上では支持が殺到した。
「LGBTの権利に対して口先だけで対応する国もあれば、カウントされるために立ち上がって頸動脈に挑戦する勇気のある国もある」と、ある人は述べた。ルクセンブルクに拠点を置くTwitterユーザーは次のように書いた。。
別のユーザー英国にある、「これが誠実さと価値観を備えたリーダーの姿だ」と述べた。