ドナルド・トランプ大統領、メキシコの壁に「国家非常事態」を宣言すると脅す

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トランプ大統領は記者団に対し、議会の承認なしにメキシコと米国の間に壁を建設する国家非常事態を宣言できると語った。

ドナルド・トランプ米大統領は、議会の承認なしにメキシコ国境に壁を建設する国家非常事態を宣言する可能性があると述べた。

同氏のコメントは、金曜日に同氏と民主党幹部らと会談したが、米国政府が2週間にわたり部分的に閉鎖された対立を解消できなかった後に出された。

トランプ大統領は金曜日、政府機関の閉鎖は数カ月あるいは数年続く可能性があると述べた。これまでのところ、12月22日以降、80万人の公務員が無給となっている。

行き詰まりは、トランプ大統領が壁建設に56億ドル(50億ユーロ)の要求を受け取るまで政府への全額資金援助を保留したことから始まった。

トランプ大統領は記者団に対し、米国への不法移民や麻薬の流入を阻止するために必要だと主張する壁建設に異例の措置を講じる可能性があると述べた。

「我が国の安全のため、国家非常事態を発令することができます…私はそれを行うかもしれません。しかし、国家非常事態を発令し、それを非常に迅速に構築することはできます。そして、それを行う別の方法です。しかし、それができるのであれば。交渉によるプロセスなので、我々はそれを試しているところだ」と彼は語った。

ナンシー・ペロシ下院議長は、政府が再開されるまで議員らは国境警備の問題を解決できないと述べた。彼女は金曜日のトランプ大統領との会談は「長く、時には議論の余地がある」と述べた。

民主党が下院多数派となり、トランプ大統領は政府の分裂に直面している。

木曜日、民主党は政府再開に向けた支出法案を可決したが、その中には2月8日までの国境警備基金13億ドルが含まれていた。

ただし、共和党が多数を占める上院が法案を承認するまで発効することはできない。

トランプ氏の側近と議員らは土曜日遅くに会合を開き、対立の解消に努める予定だ。

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