ビデオ。新憲法に投票後、街頭で祝うチリ人

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ビデオ。新憲法に投票後、街頭で祝うチリ人

チリ国民は日曜日、この国の明らかな経済的・社会的不平等を支えていると長年見なされてきた独裁政権時代の憲法を置き換えるために画期的な国民投票で圧倒的多数で投票した。

チリ国民は日曜日、この国の明らかな経済的・社会的不平等を支えていると長年見なされてきた独裁政権時代の憲法を置き換えるために画期的な国民投票で圧倒的多数で投票した。

有権者が1973年から1990年の独裁者アウグスト・ピノチェト政権が残した憲法を破棄しようと大挙して集まり、この結果を受けて首都や他の都市で熱狂的な祝賀騒ぎが起きた。

投票締め切りから数分以内に、クラクションが鳴り響く中、数千人がサンティアゴの街頭に集まり、「承認」キャンペーンの勝利を祝った。

「私たちチリ人がこのような変化のために団結できるとは想像もしていませんでした!」マリア・イザベル・ヌニェスさん(46)は、20歳の娘と手をつないで群衆の中を歩きながら、歓喜しながらそう語った。

開票の半分以上が終わった時点で、「承認」陣営の得票率は77.9パーセントだったが、「拒否」陣営の得票率はわずか22.10パーセントだった。

セバスティアン・ピニェラ大統領は結果を認め、閣僚に囲まれたモネダ宮殿から放送された演説で国民に「新憲法」の制定に向けて協力するよう呼び掛けた。

ピニェラ氏は「今回の国民投票は終わりではなく、チリの新憲法に合意するために我々全員が共に歩まなければならない道の始まりだ」と述べた。

「これまで、憲法が私たちを分断してきた。今日からは、新しい憲法が統一、安定、そして未来の大きな枠組みとなるよう、私たちは皆で協力しなければならない。」