によるロイター
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ロンドン - 英国最大のスーパーマーケットグループであるテスコとドイツのディスカウント会社アルディは、苦境に立たされている同国の鶏卵産業に2,640万ポンド(3,200万ドル)の追加支援を提供する。
英国の鶏卵産業は現在、テスコ、アズダ、リドルなどの大手スーパーマーケットによる配給につながる品不足により危機に陥っている。
小売業者らは品薄の原因を、英国で過去最大規模となる鳥インフルエンザの発生で一部の鳥が殺処分されたこととパニック買いの要素のせいだとしている。
しかし、生産者らは主な理由として、飼料やエネルギーコストの高騰を考慮して鶏卵に十分な給料が支払われていないため、一部の業者が業界から撤退し、生産能力が低下していると述べている。
テスコは、2023年3月までさらに1,390万ポンドの支援を提供するという約束により、今年3月以来の支援総額は2,750万ポンドになると述べた。
アルディは、3月までにさらに1,250万ポンドを寄付し、年間の支援総額は3,800万ポンドになると述べた。
テスコは、この支援金は、農家の飼料価格の値上げを含め、取り扱い、加工、卵の生産にかかるコストをカバーするためにサプライヤーに支払われると述べた。
テスコは声明で「追加投資ができるだけ早く農家に行き渡るよう、サプライヤーと協力し続ける」と述べた。
(1 ドル = 0.8280 ポンド)