によるロイター
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キエフ-ウクライナは来年の財政赤字が380億ドルになると予想しており、主にIMF、米国、欧州連合からの融資で賄われるとインタファクス通信が水曜、デニス・シュミハル首相の発言を伝えた。
同氏は、戦時公債や税金も赤字を補うのに役立つと述べ、来年には国際通貨基金との新たな資金提供プログラムが合意されることを期待していると付け加えた。
シュミハル氏は、赤字補てんに向けて米国が180億ドル、EUとIMFがそれぞれ120億ドルを拠出すると予想していると述べた。
さらにシュミハル氏は、ウクライナは今年、「補助金の形で」30億ユーロを含む総額80億ユーロの資金援助を欧州連合から受け取るだろうと述べた。
首相はまた、2022年第4四半期から2023年最初の3カ月間に20億立方メートルの天然ガスを供給することで米国と合意したと発表した。
シュミハル氏は「現在、冬季は順調に通過している。十分な埋蔵量が確認されている」と述べ、米国との合意後、ウクライナの冬季ガス埋蔵量は150億立方センチメートルと推定されていると付け加えた。
ウクライナ経済はロシアの侵攻で壊滅的な打撃を受けており、9月の世界銀行の最新推計では今年の国内総生産(GDP)が30─35%縮小すると指摘されている。
同国は一次産品の輸出に大きく依存しているが、戦闘による生産減少と輸出能力の限界により大きな打撃を受けている。