によるユーロニュース
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ルーマニアの気温は8月に40℃を超え、この夏は何度か熱波に見舞われた。
ルーマニアの農家は、干ばつが続いており動物に飼料を与えることが困難になっているため、牛の飼育に苦労している。
南部オルト県では、農家のトライアン・ギルタンさんが30頭の家畜の一部を売却した。
ギルタンさんはユーロニュースに対し、牛の餌代は月に1000ユーロで、例年よりも高くなっていると語った。
「飼料は昨年のほぼ2倍です。そして今、家畜の価格はどうでしょうか?家畜の価格は1年前より30~40パーセント下がっています」とギルタン氏は語った。
冬の間農場を存続させるために、ギルタンさんは牛の半分を売るだろうと予測しています。
家畜飼育業者の代表者らは、この状況はルーマニア全土で起きていると述べた。
「現在冬季飼料を消費している人々は、10月か11月に群れを整理しなければならないでしょう。ルーマニア肉用牛飼育者協会の会長、ドゥミトル・グリゴリアン氏は、すでに頭数の急激な、劇的な、憂慮すべき減少を目の当たりにしているため、その影響は長期にわたるだろう、と語った。
グリゴリアン氏は、現在ルーマニアには約700万頭いた牛が100万頭強減少していると推定している。一度農場を閉鎖してしまうと、事業を再開するのは困難です。
農家は、家畜不足を補うために価格の値上げを余儀なくされるため、最終的には消費者にも影響が及ぶのではないかと懸念している。
欧州連合がまとめた状況報告書によると、南欧と東欧は「持続的かつ再発する干ばつ状態」に直面している。
国内メディアによると、ルーマニア政府は、度重なる干ばつの影響で被害を受けたと推定される200万ヘクタール以上の農地について農家に補償した。
先週、同国の南部と西部でコードオレンジとイエローの警報が発令され、同国の全国気象協会が7月に発令した以前の警報を模倣した。