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この発表は、モルドバとノルウェーが軍の資格を強化しようとする中、モルドバとノルウェーとの協定に続くものである。
EUはここ数日でモルドバとノルウェーと2件の防衛協定に署名した後、さらに6件の防衛協定を計画しているとEUの最上級外交官が本日(5月29日)述べた。
ブリュッセルは、ウクライナ戦争とトランプ第二期大統領就任の可能性を考慮して軍の資格を強化しようとしている。そして11月に就任予定の次期EU執行部が専任の国防委員を任命する可能性も十分にある。
EU上級代表のジョゼップ・ボレル氏は、EUがモルドバとノルウェーと安全保障・防衛協定に署名した後、ブリュッセルで開催されたシューマン・フォーラムで「さらに6件が計画中だ」と語った。
EUの対外活動部門を率いるボレル氏は、「我々は皆で力を合わせて世界の安全と平和により良く貢献できるよう、世界中にネットワークを構築したいと考えている」と付け加えた。
これは、ロシアと国境を接する北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるノルウェーとの、ウクライナ、海洋安全保障、和平調停などの分野での協力を目的とした協定を承認した翌日のことだった。
ノルウェーの国防大臣ビョルン・アリルド・グラム氏は会議で、この合意により「相互利益分野に関する対話を強化できるようになる」と述べた。 「それは私たち全員の安全を強化すると思います。」
加盟国の一部が熱心に中立を保っているため、EUは歴史的に防衛問題に関して限られた役割しか果たしてこなかった。
しかし、大陸に戦争が再発し、米国大統領候補のトランプ氏がロシアを公然と同盟国への侵攻に誘う中、ヨーロッパ人は自分たちの家を整理すべきだと気づき始めている。
元ドイツ国防大臣ウルズラ・フォン・デア・ライエン氏は、このテーマを欧州委員長として期待される二期目の重要な柱にすることを約束した。
ボレル氏は、EUの軍事政策の強化が米国との協定を損なうことになると否定し、むしろそれがNATOの欧州の柱を強化することになると述べた。
EU対外行動局の広報担当者は、通常は署名後にのみ発表される協定候補6件についてはコメントを控えた。
しかし、さらに将来的には、少なくとも7月の選挙後は候補者の1人がロンドンになる可能性がある。
EUと英国の防衛協定の計画は、EU離脱交渉が難航するさなか放棄されたが、世論調査で首相に選出されることが示唆されている労働党党首キア・スターマー氏は、EUとの安全保障協力を強化する必要性について語った。
EU加盟国ベルギーは昨日、ウクライナとの安全保障協定に署名し、戦争で荒廃した同国に9億7,700万ユーロの軍事援助と30機の戦闘機を送ることを約束した。