ハンガリー議会、最初の入札から18か月後にスウェーデンのNATO加盟にゴーサインを出す予定

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ハンガリーがスウェーデンの軍事同盟への加盟承認を遅らせたことは、EUの譲歩を確保しようとしたとして非難されている。

ハンガリー議会は月曜日、スウェーデンのNATO軍事同盟への加盟を批准する予定で、スカンジナビアの国が最初に加盟を表明してから18か月後に承認の印を押す予定である。

ハンガリーはNATO加盟国31カ国のうちトルコに次いでスウェーデンの加盟を承認した最後の国となる先月この動きを支持した。

これは、スウェーデンのウルフ・クリスターソン首相が先週ブダペストを訪れ、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相と会談し、その際に防衛産業協定が締結された後のことだった。

この協定に基づき、ハンガリーはグリペン戦闘爆撃機4機を取得する予定で、オルバン氏はこれにより「我が国の軍事能力が大幅に向上し、海外で役割を果たす能力がさらに強化される」と述べた。

NATOへの加盟には全加盟国の全会一致が必要なため、月曜日の投票によりスウェーデンの加盟への最後のハードルが取り除かれることになる。

スウェーデンは隣国フィンランドと同様、ロシアが2022年2月24日にウクライナへの本格侵攻を開始して数十年続いた中立を崩壊させてから数週間以内に同盟への参加を表明した。

しかしフィンランドとは異なり、アンカラとブダペスト双方が譲歩を求めたため、入札は遅れた。

トルコは、トルコ政府が安全保障上の脅威とみなしているスウェーデンのクルド人過激派やその他の団体の支持者に対してスウェーデンが甘いと非難し、ストックホルムが反テロ法を強化し、過激派組織への支援を最長8年の懲役刑に処することになった。

NATOはまた、テロ対策特別調整官の設置にも合意し、トム・ゴファス事務次長補を任命した。

一方、ブダペストは、ハンガリーの民主主義の状況に関するスウェーデンの政治家らの「あからさまな嘘」に狙いを定めた。

ハンガリーのこうした姿勢は、スウェーデンのNATO加盟を目指してEUレベルで譲歩しようとしているとの非難を招いていた。

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