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この事件は、バチカンの壁内での性的虐待を訴えて裁判が行われる初の事件となる。
ローマ法王庁の検察官は木曜日、バチカン市国の敷地内で元祭壇係の少年に対する性的虐待の疑いでイタリア人司祭に有罪判決と判決を下すようバチカン裁判所に要請した。
ガブリエレ・マルティネッリ牧師に対する告発は、バチカンの青少年神学校で起きたとされる虐待に端を発している。この事件は、バチカンの壁内での性的虐待を訴えて裁判が行われる初の事件となる。
ロベルト・ザノッティ検察官は、加重性的暴力と加重放埓行為の罪でマルティネッリの有罪判決を主張した。検察側は前者に対して懲役8年から4年に減刑、後者に対しては懲役4年から2年に減刑を求刑した。
検察側は、マルティネリ容疑者も犯行当時未成年で神学生だったため、減刑を求めたと述べた。
裁判の初めに、元祭壇係の少年は13歳のときに北イタリアから神学校に来て、数か月後にマルティネッリが彼に性的虐待を始めたと証言した。
検察側は、マルティネリ被告が2007年から2012年にかけて上級神学生としての権限を利用し、脅迫や暴力を用いて年下の少年にソドミーや自慰行為を強制したと主張している。
マルティネッリは告発者への性的虐待を否定したが、告発者はLGとのみ特定されている
聖ピオ十世神学校の生徒たちは、サン・ピエトロ大聖堂での教皇ミサ中に祭壇係を務める。
2017年、元祭壇少年らがマルティネリに対する虐待告発と神学校の上司に対する隠蔽疑惑を公にした。
元神学校の学長エンリコ・ラディツェ牧師は、LGの主張を根拠がないと信じ込ませず、マルティネッリが捜査官を避けるのを手助けした罪で起訴されている。ラディーチェさんは虐待や捜査の妨害について何も知らないと否定した。
検察側は裁判所に対し、ラディーチェ氏に有罪判決を下し、懲役4年の判決を下すよう求めた。
裁判は金曜日に継続される予定だった。