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欧州委員会は加盟国に対し、「合意なき離脱」に向けた準備を強化するよう呼び掛けた。
最も可能性の高いシナリオについてはコメントしなかったが、何が起こってもすべての人に混乱が生じるだろうとは述べた。
「合意が成立しない可能性があるかどうかという点に関して言えば、今日のコミュニケーションで非常に明らかなことは、我々は2つの結果に備えたいと考えているということだ」と欧州委員会の報道官ミナ・アンドリーバ氏は述べた。
「われわれは英国との離脱協定締結に向けて懸命に取り組んでいるが、もちろんあらゆる事態に備える必要がある。これは指導者らも求めていることだ」と語った。
英国の新EU離脱長官はブリュッセルでEUの首席交渉官と初の会談を行っている。ドミニク・ラーブ氏は、首相の離婚後の通商計画を理由に辞任したデイビッド・デイビス氏の後を引き継いだ。
英国のEU離脱問題のもう一つの核心であるアイルランド国境に向かう前に、テリーザ・メイ首相は水曜日、合意なき状況についての自身の立場を改めて表明した。
同首相は議会委員会で「合意なき離脱は悪い合意よりも良いと私が言ってきたという事実について質問された。私はそれを支持し続ける、それが正しいと思う」と述べた。
先月、ロンドンでは数万人が街頭に出て、協定の詳細に関する最終投票を要求した。
ウェストミンスターとブリュッセルは移行合意に達したが、まだ批准されていない。
これらすべてが積み重なって、英仏海峡の両側で不確実性が続いている。