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ワクチンメーカーのモデルナは、季節性の新型コロナウイルスとインフルエンザのブースターが今後2年以内に一部の国で利用可能になると予測した。
新型コロナウイルスワクチンは長期にわたって存在し、年間で提供される追加接種の一部となる可能性があると、大手ワクチンメーカーが月曜日に予測した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)mRNAワクチンメーカーのモデルナとファイザーはそれぞれ、オミクロン亜種への取り組みを目的とした新バージョンのジャブの開発に取り組んでいると同社幹部らは述べた。
モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は月曜、世界経済フォーラム(WEF)で講演し、同社が新型コロナウイルス感染症だけでなく、インフルエンザやRSウイルス(RSウイルス)といった他の呼吸器疾患もカバーする季節限定の追加接種を提供する計画だと述べた。
「私たちの目標は、人々が冬に2~3回のワクチン接種を望まないのに、コロナの追加接種を受ける場合には1回の接種を受けるといったコンプライアンス上の問題がないよう、毎年1回の追加接種を行えるようにすることです。インフルエンザとRSウイルスのブースターだ」とバンセル氏は語った。
新型コロナウイルス・インフルエンザ・RSVのブースターがいつ利用可能になるかとの質問に対し、同氏は「最良のシナリオは2023年の秋だろう」と答えた。
しかしバンセル氏はまた、ワクチンの不平等問題が今後も続く可能性があることを示唆し、2023年に予定されている併用追加免疫導入について「すべての国でそうなるとは思えない」と述べた。
「オミクロン以降は制限がなくなる」
また月曜日、ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は、現在のオミクロンの波が、仕事や社会生活に制限を必要とする新型コロナウイルス感染症パンデミックの最後の波となる可能性があると示唆した。
同氏は、「最も可能性の高いシナリオは、ウイルスが何年にもわたって流行し続けることだ。これは全世界に蔓延しているウイルスであり、排除するのは非常に難しい」と述べた。
「しかし、科学が私たちに与えてくれたツールを使えば、この波がこの種の制限をもたらすのは最後になると思います。」
フランスの放送局BFMTVへのコメントの中で、ブーラ氏は毎年の新型コロナウイルスワクチン接種が今後何年にもわたって現実となるだろうというモデルナ監督バンセル氏の意見に同調した。
同氏は、「私にとって重要なことは、3回の接種で完全なワクチン接種を行い、その後は年に1回の接種を行うことだ。ただし、4カ月ごとに追加接種を受けられる免疫力の低下した人々を除く」と述べた。