デリー事務局ビルに向かう「世界気候ストライキ」行進に参加する人々が、気候変動との緊急対策を訴えている。-著作権ロイター/アヌシュリー・ファドナビス
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抗議活動参加者はジャカルタ、東京、ベルリンの街頭に出て、地球温暖化の影響に対する懸念を強調した。
青年活動家らは金曜日(9月23日)、地球温暖化の影響に対する懸念を強調し、荒天に見舞われた貧しい国へのさらなる援助を要求するため、協調的な「地球気候ストライキ」を行った。
デモ参加者は「気候危機を心配している」「まだ手遅れではない」などのスローガンを掲げた横断幕やポスターを掲げ、ジャカルタ、東京、ベルリンの街頭に出た。
デモを主催したのは、未来のための金曜日2018年にスウェーデン国会前で単独で抗議活動を始めた活動家グレタ・トゥーンベリさんからヒントを得た若者運動。
同団体支部の広報担当ダリヤ・ソトゥーデ氏は、「担当政府が依然として気候正義に向けた取り組みが少なすぎるため、私たちは世界中でストライキを行っている」と語った。ドイツ。
「世界中の人々がこの危機に苦しんでおり、私たちが時間通りに行動しなければ状況はさらに悪化するでしょう」と彼女は述べた。
ベルリンでの集会には数千人が参加し、ドイツ政府に対し気候変動対策のための1000億ユーロの基金設立を求める内容が盛り込まれた。
化石燃料産業は「数十億ドルをむさぼり食っている」
抗議活動は、産業革命以前と比較して今世紀の地球温暖化を摂氏1.5度に抑えるという2015年のパリ気候協定の最重要目標を達成するために各国が十分な努力をしていないという科学者らの警告を背景に起きている。
アントニオ・グテーレス国連事務総長今週世界の指導者たちに語った地球温暖化ガスの大部分を担っている化石燃料産業は「家計が縮小し地球が燃え上がる中、数千億ドルの補助金と棚ぼた的利益を食い物にしている」という。
グテーレス氏は富裕国に対し、エネルギー会社の利益に課税し、その資金を「苦しんでいる両国」に振り向けるよう要請した。損失と損害気候危機が原因」と生活費の上昇に苦しんでいる人々。
パキスタンの洪水など致命的な気象現象によってすでに引き起こされている破壊を含む地球温暖化に対処するため、貧しい国々がより大きな財政援助を受けるよう求める声は、今年の国連気候変動サミットに向けて高まっている。