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トム・フォードの心理スリラー『ノクターナル・アニマルズ』は、元夫の暴力小説が実は象徴的な復讐物語だと考える女性の物語である。
絶賛された『シングルマン』で監督デビューしてから 7 年後、ファッションデザイナーから映画監督に転身したトム・フォードが『ノクターナル・アニマルズ』で帰ってきた。
フォード監督の心理スリラーで、エイミー・アダムスが元夫(ジェイク・ギレンホール)の暴力小説が実はベールに包まれた脅迫であり、象徴的な復讐物語であると考える画廊オーナーのスーザンを演じる。
脚本も書き、映画のプロデュースも務めたフォードは、望んでいた俳優をキャスティングできてとても幸運だったと信じている。映画を見るときは、人物が現実よりも美しくてほしいと思うし、すべてが少し誇張されていてほしいと思うのですが、幸運にもエイミーがこのプロジェクトに参加した最初の俳優でした…」
「この女性は映画の大部分で本を読んでいますが、エイミーは自分が感じていること、考えていることを顔と目ではっきりと伝えることができます。また、彼女のキャラクターには同情的なものにしたかったのですが、エイミーの目には彼女には感じられない何かがあるのです」とフォードは付け加えた。
スーザンの最初の結婚の回想と、自分自身についての隠された真実の発見を探求することで、この映画は視聴者を過去から現在への旅に連れて行き、小説の物語とセルロイドの現実を混ぜ合わせます。
アダムスは、最初は自分のキャラクターの頭に入ってくるのが難しかったと語る。「トムが現在と過去、物語と現実を旅するというアイデアがとても気に入りました。そして私は、行動の結果と、私たちがその結果をどう受け止めて生きていくかについての彼の考えが大好きでした。しかし、最初にスーザンに取り組み始めたとき、私は彼女から非常に遠く離れていると感じ、どうすれば彼女に入り込めるかわかりませんでした。それから、私が彼女について判断していることはすべて、彼女も自分自身について判断していることに気づいたので、このキャラクターについての自分の先入観を利用し、それを出発点として使用することができました。」
マイケル・シャノンとアーロン・テイラー=ジョンソンも出演する『ノクターナル・アニマルズ』は、2016年のヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞して以来、熱烈な評価を受けている。
映画は11月中旬からヨーロッパ全土で順次公開される。