ロールス・ロイス、全電気自動車の需要拡大で記録的な売上高を達成

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高級車メーカーのロールス・ロイスは、全電気自動車のスペクターモデルの記録的な販売と需要の増加により、「並外れた」今年を報告した。

ロールス・ロイスは、高級モデルに対する継続的な需要と、新しい全電気自動車「スペクター」モデルの販売促進により、売上高が新たな記録レベルにまで上昇した。

BMWが所有する英国に本拠を置く高級車工場は、2023年に顧客に6,032台の車両を納入し、これまでの記録だった2022年の6,021台からわずかに増加した。

グッドウッドに本拠を置く同社によれば、業績はカリナン、ゴースト、ファントムのブランドに加え、スペクターモデルへの需要によってもたらされたという。

最大の市場である米国で売上高が最も多く、次いで新型コロナウイルスのパンデミック制限解除が遅れて売上高が打撃を受けていた中国と香港が続いた。

英国を含む欧州での売上高も記録的な増加を記録し、中東での売上高は特注の内外装の精緻なカスタム作業の需要によって増加したと同社は報告した。

韓国経済の継続的な成功により、高級品の需要が増加したことも高級車メーカーに恩恵をもたらした。

新最高経営責任者(CEO)のクリス・ブラウンリッジ氏は、2023年はロールス・ロイスにとって新たな「特別な」年となり、全地域および製品ポートフォリオ全体で好調な販売実績をあげたと述べた。

ブラウンリッジ氏は声明で「スペクターに対する多大な関心と需要を確認できたことは特に心強いことであり、将来のモデル開発と生産に大胆な全電気戦略を採用する決定を裏付けるものとなっている」と述べた。

「量と金額の両方で過去最高水準のオーダーメイド手数料も、高級品分野における当社の立場を強調しており、当社のクライアントに他では得られない自己表現とパーソナライゼーションの機会を提供している」と同氏は述べた。

ブラウンリッジ氏は、「ロールスロイスチーム全体と協力してこの勢いを維持し、この偉大な会社を自信と信念を持って前進させていくことを楽しみにしている」と付け加えた。

ロールスロイスは2023年にウエストサセックス州の従業員に約180人の雇用を追加し、従業員の総数は2,500人以上となった。

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