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ディズニーの配当は3年以上の停止を経て戻ってきました。 Euronews Business は、同社がどのように財務を立て直しているかを考察します。
ウォルト・ディズニー・カンパニーは配当支払いを再開する計画を発表し、2024年1月10日に株主に支払われる予定の1株当たり30セントの現金配当を発表した。
配当を取り戻す動きは株主にとっても、そして2月に今年末までに配当を戻すと約束した最高経営責任者(CEO)のボブ・アイガーにとっても優先事項だった。
マーク・パーカー会長は、ウォルト・ディズニー・カンパニーにとって今年が極めて重要な年であると述べ、同社の戦略的再構築と長期的成長への新たな焦点の取り組みを強調した。
パーカー氏は「ディズニーが重要な戦略目標を前進させる中、会社の将来への投資を継続し、有意義な価値創造を優先しつつ、株主への配当を発表できることをうれしく思う」と述べた。
前回の四半期配当金支払いは2020年1月に1株あたり88セントだったため、今回の配当はディズニーの財務状況の回復を示すものとなる。
この発表を受け、ディズニーの株価はウォール街の取引終了時点で約1%上昇した。
ネルソン・ペルツとのディズニーボードバトル
一方、トライアン・パートナーズ・ファンドの責任者で著名な投資家であるネルソン・ペルツ氏は、エンターテイメントグループが取締役会への参加を拒否したため、ウォルト・ディズニーと争っている。
これにより、物言う投資家である同氏とディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)との間に新たな激しい対立が生じた。
ディズニーの30億ドル相当の株式を管理するトライアン・パートナーズは、アイガー氏がトライアンからの取締役会代表の要請を再び拒否したことを受け、株主に「変更の申し立て」を直接提示する意向を表明した。
トライアン・パートナーズの声明は、昨年2月のディズニーとの前回の契約以来、株主価値が約700億ドル損失したことを示している。
以前の委任状争奪戦は2月にペルツ氏がアイガー氏の会社再生計画への楽観論を理由に中止したが、最近の動向は懸念が続いていることを示唆している。
ペルツ氏の主な問題は、ディズニーの株価、利益率、そしてアイガー氏の最高経営責任者としての任期を2026年末まで延長するという取締役会の決定を中心に展開していると伝えられている。
これに応じて、ディズニーは長期的な株主価値と継続的な変革を実現してきた実績を主張した。