エアバスは「この業界がこれまで経験した中で最も深刻な危機」に直面しているため、1万5000人を削減する予定だ。
世界最大の航空機メーカーは、3月に世界の航空旅行の大部分が停止したコロナウイルス危機の中で航空業界が生き残りを図る中、大幅な削減を発表した多くの企業のうちの1社にすぎない。
オランダに本拠を置くエアバスは火曜日の夜、全世界で従業員を11%、つまり1万5000人削減すると発表した。
ドイツで約5,100人、フランスで5,000人、英国で1,700人、スペインで900人、そして世界中のグループの他の拠点で1,300人が削減される予定だ。
新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、4月に生産率を3分の1以上削減したエアバスは、「民間航空事業の規模を縮小する」つもりだと述べた。
エアバスのギョーム・フォーリー会長は、同社が「この業界がこれまで経験した中で最も深刻な危機に直面している」と述べた。
エアバスは、新型コロナウイルスのパンデミックが航空業界に大混乱を引き起こす直前の今年1月に株価が過去最高値を記録した。
英国の製造業労働組合ユナイトは、今回の人員削減を「またしても産業破壊行為」と批判した。
「この危機の数週間にわたって、この国の航空宇宙産業の仕事は次々と手放されてきたが、政府からは一言の支援も支援行為も示されていない、と組合の書記長補佐スティーブ・ターナー氏は述べた。
「英国政府は国家資産が破壊されるのを傍観している。」
フランス財務省のベルシー氏は、削減は「行き過ぎ」であると述べた。
バーシー氏はAFPへの声明で、「エアバスが人員削減の数を減らすために政府が導入した手段を最大限に活用することを期待している」と述べた。
一方、火曜日には航空業界にとってさらに悪いニュースがあり、格安航空会社イージージェットが次のことを発表した。3拠点閉鎖も検討イギリスで。主要パイロット組合は、700人以上のパイロットの職が危険にさらされていると述べた。
同社は5月、従業員の3分の1、合計4,500人を削減すると発表した。