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ECB、大規模な債券買い入れプログラムを縮小へ
欧州中央銀行は主要金利を据え置いている。
同銀行のマリオ・ドラギ総裁は木曜日(10月26日)、ユーロ圏経済は回復しつつあるものの、依然として支援が必要だと述べた。
ドラギ総裁は「ECBの主要金利は据え置かれ、今後も長期にわたり現在の水準に維持されると予想しており、純資産買い入れの期間はとうに過ぎている」と述べた。
同銀行は1月から毎月の債券買い入れ数を削減し、債券買い入れ期間を2018年9月末まで延長する。
3年前に策定されたこのプログラムでは、借入コストは低下したが、インフレ率を中銀の目標である2%弱まで引き上げることはできなかった。
ドラギ総裁は今後も柔軟な対応を続けると述べ、今回の動きを景気刺激策からの撤退を開始する際に使われる用語「規模縮小」と表現した。
ドラギ総裁が通貨監視の必要性について恒例となった言及を省略したにもかかわらず、この日ユーロは0.8%近く下落した。
INGのエコノミスト、カルステン・ブレゼスキー氏は「今日の決定はECBの危機モードからの非常に穏やかな脱却に向けた最初の本当の赤ちゃんの一歩だが、決してビッグバン的なUターンではない」と述べた。
「実際、この再調整は、ECBが可能な限り慎重に、理想的にはユーロの上昇や債券利回りの上昇を見ずに離脱を開始したいと考えていることを示している。」
マリオ・ドラギ氏「再投資の重要性を強調したい」https://t.co/YyKHpUQOSrpic.twitter.com/QpbXqPl91v
— ブルームバーグ (@business)2017 年 10 月 26 日
もし量的金融緩和がパーティーだったら、ドラギ氏は、金融緩和が終わった後もずっとぶらぶらして、「もう少しお酒を飲んだほうがいいよ」と言ってくる人だろう。
— ジョナサン・テッパー (@jtepper2)2017 年 10 月 26 日