無人機がサンクトペテルブルクを襲い、ロシア軍がウクライナを攻撃

オデサでの一晩のロシアの無人機攻撃による死者数は10人に増加した。死亡者の中には生後4か月の乳児と子供も含まれている。

ウクライナ国家非常事態局によると、金曜日から土曜日にかけて、イラン製無人機の破片がウクライナ南部の港湾都市の集合住宅に衝突した。

当局によると、さらに8人が負傷した。

致命的な攻撃を受けて、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は西側同盟国に対し、ウクライナの防空体制を強化するよう呼び掛けた。

犠牲者について、彼はXに次のように書いた。「ティモフィは生後4か月でした。マークはもうすぐ3歳になろうとしていました。彼らの近親者全員にお悔やみを申し上げます。」

ウクライナのナンバーワンは、この攻撃で3歳の女の子が負傷したと付け加えた。

「ウクライナへの武器の納入や国民を守る防空の遅れが、残念ながらこのような損失をもたらしている。 ...ウクライナは命を守るために必要なこと以上のものを要求したことはない」とゼレンスキー氏は書いた。

一方、ウクライナ軍は全国で複数回の空爆があり、無人機17機中14機が撃墜されたと報告した。

ハリコフ地方知事オレフ・シニエフボフ氏は土曜朝、ウクライナ東部の20以上の集落がロシアの砲撃と迫撃砲による攻撃を受け、またハリコフとも呼ばれる地域の首都の高層ビルがドローン攻撃で被害を受けたと報告した。

死傷者は出なかったが、3人が「急性ストレス反応」を起こしたと述べた。

ロシア国防省は、ロシアが2014年にキエフから不法併合したクリミア半島上空で、日曜にかけて一晩中38機のウクライナ製無人機が迎撃されたと報告した。

クリミアとロシア領土を結ぶ橋が早朝から約2時間通行止めとなった。

土曜日、ロシア当局は「緊急事態」によりサンクトペテルブルクのアパートが被害を受けたと発表した。

しかし、地元ニュースやソーシャルメディアは、ウクライナの無人機がロシア第二の都市の住宅に衝突したと報じた。

ユーロニュースはどちらの主張も独自に検証できなかった。

ロシアでは、タス通信国営通信社が、サンクトペテルブルクのクラスノグヴァルデイスキー地区にあるアパートの被害は「爆発」によるものだと発表した。

住民は避難したが、死傷者は出なかったと市のアレクサンダー・ベグロフ知事は電報に書いた。

窓ガラスが割れ、バルコニーも被害を受けた。

マッシュニュースウェブサイトは、アパートの建物がウクライナの無人機によって攻撃されたと伝えた。

アパートの建物が直撃された瞬間を映したと思われる動画を公開し、強い閃光が建物の一面を飲み込み、瓦礫の破片が空中に飛び散る様子が映っていた。別のビデオでは、車の警報が鳴る様子が映っていた。

この場合もユーロニュースはビデオをすぐに確認できなかった。

ロシア国防省はこの事件についてコメントしていない。

タス通信は予備データを引用し、100人が路上の建物から連れ出され、影響を受けた家の住民は近くの幼稚園に一時的に収容されたと報じた。

ロシア政府機関の報告によると、被害を受けた建物は1979年に建てられた5階建ての建物で、6つの入り口に90戸のアパートがあった。