によるユーロニュースとAFP
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スウェーデンで複数のコーラン焼き討ち事件が起きたことを受け、イスラム諸国はこの行為を非難する国連決議を支持した。
国連人権理事会は水曜日、コーランの焼却は言論の自由を制限する可能性があるとのいくつかの国からの警告にもかかわらず、宗教的憎悪行為として非難する決議を採択した。
スウェーデンでイスラム教の聖典が焼かれた事件を受け、パキスタンは数カ国を代表して緊急協議を要請した。
理事国47カ国中、中国、ウクライナ、アフリカのほとんどの国を含む28カ国が承認した。 7州が棄権、フランス、ドイツ、英国、米国を含む12州が反対票を投じた。
この決議は「最近の公の、計画的なコーラン冒涜を含む、宗教的憎悪のあらゆる擁護と表明」を非難し、責任者を訴追する法律の制定を各国に求めている。
国連は、そのような法律のない国を特定し、この問題を検討するために専門家による円卓会議を組織するよう要請した。
パキスタン大使のハリル・ハシュミ氏は、文書はバランスが取れており、特定の国家を非難するものはないと述べた。
しかし、水曜日の討論会では、西側諸国を中心とするいくつかの国が、スウェーデンでの事件を強く非難する一方、冒涜法への反対を表明した。
米国、欧州連合、英国は他国に対し、この決議に反対票を投じるよう呼びかけた。
ミシェル・テイラー米国大使は、「この不均衡な文章に反対票を投じなければならなくなったことを遺憾に思うが、これは表現の自由に関して我々が長年保持してきた立場に反するものだ」と述べた。
メキシコやホンジュラスなど一部の中南米諸国は、交渉して合意に達するためにはもっと時間が必要だと主張して棄権した。
同じく決議案に反対票を投じたコスタリカも投票前に「宗教を批判するいかなる表現も、それ自体は暴力や差別の扇動には当たらない」と述べた。
6月28日、世界中のイスラム教徒が祝うイード・アル・アドハーの祝日中に、スウェーデン在住のイラク難民がストックホルム最大のモスクの前でコーランのコピーの数ページを焼いた。
スウェーデン警察は集会を許可していたが、その際に聖典が破壊された。
しかしその後、放火がモスクの前で行われたという理由で、当局は「民族に対する扇動」の疑いで捜査を開始した。