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壊滅的な学校銃乱射事件を受けて、セルビア内務省は、全国の小学校や高校に対して爆破予告が行われたことを確認した。
セルビアの首都では水曜朝、学校に爆発物が仕掛けられたという報告が殺到した。
教育省は、ベオグラードの小学校78校と中等学校37校に、国内を震撼させた銃撃事件からわずか2週間後に、保留中の爆弾攻撃に関する電子メールが送信されたことを確認した。
警察は脅威を調査するために現地にチームを派遣し、学生と職員は避難した。
教育省は声明で「学生と職員の安全を確保するため、警察の現場検証が完了するまで第1シフトの授業は中断された」と発表した。
「一部の学校はすでに検査を受けており、授業は問題なく行われている。」
どの学校でも爆弾が発見されたという報告はなく、警察はまだ報告書を出していない。
セルビアの現代史上初の学校銃乱射事件は2週間前に発生し、13歳の少年が父親の銃を奪い、クラスメート8人と警備員1人を殺害した。
この事件で負傷した少女は、何度も命を救おうとした後に月曜日に死亡し、犠牲者の数は10人となった。
銃所持の取り締まり
学校での銃乱射事件の翌日、ムラデノヴァツで21歳の男が車上から銃撃を行い、非番の警察官を含む8人が死亡、さらに14人が負傷した。
ムラデノヴァツはセルビア中央部、ベオグラードから南に約100キロのところにあります。
この衝撃的な事件は、1990年代から2000年代初頭にかけての血なまぐさいユーゴスラビア崩壊戦争後のセルビア社会に存在する暴力文化についての全国的な議論を引き起こした。
テレビや全国紙の暴力的な内容に対するより厳しい規制を要求する人もいる。
セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は銃規制反対の取り締まりを発表し、国民は銃の不法所持で誰も起訴されない1カ月間の恩赦期間の一環として約1万5000丁の未登録武器を引き渡した。
当局は国民に対し、6月8日までに未登録の武器を放棄するよう呼び掛け、さもなければ懲役刑が科せられる可能性があるとしている。
その他の銃規制対策としては、新規の銃ライセンスの禁止、銃の所有者や射撃場に対する管理の強化、武器の不法所持に対する処罰の強化などが挙げられる。
大統領はまた、約156人の心理学者と精神科医が全国の学校に割り当てられ、「私たちが経験した恐ろしい虐殺後に直面する可能性のある問題を克服する」のを支援すると発表した。