スーダンの交戦勢力、休戦延長に合意も戦闘は続く

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紛争当事者双方が3日間の停戦をさらに72時間延長することで合意したにもかかわらず、スーダンの首都やその他の地域で戦闘が続いている。

木曜日も首都ハルツームでは散発的な激しい戦闘が続いたが、スーダンの交戦勢力は3日間の停戦をさらに72時間延長することで合意した。

この合意は、米国、英国、国連の代表者らとの熱心な協議の末に締結された。

4月15日に軍と迅速支援部隊との衝突が勃発して以来、主に空爆や砲撃により500人以上が死亡した。さらに数千人が負傷した。

同国の医師組合は、休戦にもかかわらず水曜日にはハルツームだけで少なくとも8人の民間人が殺害されたと発表した。

同組合は木曜日、国内の病院の3分の2以上が閉鎖されており、そのうちの14病院は戦闘中に攻撃されたと発表した。

この紛争により、スーダン民間人だけでなく外国人住民も大量避難する結果となった。国際機関は、避難民の数が数十万人に増加する可能性があると述べている。

首都以外の地方、特に内戦で荒廃した西部ダルフール地域で戦闘が激化している。

目撃者らによると、西ダルフール州の首都ジュネイナでは軍とRSFの衝突が2日間続いたほか、チャドとの国境付近に民間人が避難する姿も目撃されたと付け加えた。

水曜日、国連人道機関はジュネイナでの殺人、略奪、放火を報告した。

「戦闘により、推定5万人の急性栄養失調の子どもたちが栄養補給を中断されている」と声明で付け加えた。

激しい戦闘により多くの民間人が自宅に閉じ込められ、食糧、水、電気の深刻な不足に耐えている。

国連は、スーダンの貧しい隣国である南スーダンとチャドに最大27万人が避難する可能性があると警告した。

他のスーダン人は北のエジプトや東のエチオピアに避難しているが、いずれも陸路での長く危険な旅を伴う。

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