ペルー首都にデモ参加者が集結、大統領辞任を要求

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ディナ・ボルアルテ氏は先月政権を獲得したが、抗議活動参加者の多くは彼女の前任者の復帰を望んでいる。

木曜日、人々はペルーの沿岸部の首都リマに殺到し、ディナ・ボルアルテ大統領に対する反政府デモに参加し、前任者のペドロ・カスティージョ大統領を支持した。ボルアルテ氏の先月の政権奪取は致命的な不安を引き起こし、国を政治的混乱に陥れた。

ペドロ・カスティージョ元大統領の支持者らは、ボルアルテ氏の辞任を求める数週間にわたる運動に新たな章が始まることを期待しており、抗議活動を前にリマの街路には張り詰めた静けさが漂っていた。

抗議活動参加者らは議会の解散と即時選挙の実施も求めている。アンデスの田舎出身のペルー初の指導者カスティージョは議会解散の試みが失敗し弾劾された。

アンデスの都市クスコの地域抗議委員会の責任者を務める農民、サミュエル・アセロ氏は、「私たちには非行に走る大臣や、人を殺す大統領がおり、彼らが毎日私たちから盗むあまりにも多くの富の中で動物のように暮らしている」と語った。

「私たちはディナ・ボルアルテの退場を望んでいます。彼女は私たちに嘘をつきました。」

街頭の物売りらが「ディナ・ボルアルテ、出て行け」「ディナ殺人犯、ペルーはあなたを拒否する」などと書かれたTシャツを売り歩き、「新たな選挙を、全員退場させよう」と呼びかける中、ボルアルテへの怒りが共通の話題となった。

午後早くまでに、抗議活動参加者はリマのダウンタウンの主要道路を広い歩行者専用区域に変えた。

政府はデモ参加者に平和的に行動するよう呼び掛けた。

ボルアルテ氏は、当初2026年に予定されていた大統領選挙と議会選挙を2024年に延期する計画を支持すると述べた。

抗議活動参加者の多くは、国民に対してこれほど多くの暴力を行使していると主張する政府との対話は不可能だと主張している。

抗議活動はこれまで主にペルー南部アンデス地域で行われており、暴動の中で54人が死亡し、大半は治安部隊との衝突で死亡した。

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