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フランス当局は水曜日、元国際陸連会長ラミーヌ・ディアク氏が汚職と資金洗浄の疑いで刑事捜査を受けていると発表した。
8月に辞任したディアク氏は、ロシアの陸上競技界におけるドーピング検査の陽性反応数はまだ不明だが、隠蔽する目的で20万ユーロの賄賂を受け取った疑いが持たれている。
フランスの金融検察庁である寄木細工国立金融局(PNF)の当局者は、ディアク氏が上級顧問のハビブ・シセ氏とともに捜査を受けており、元反ドーピング局長ガブリエル・ドール氏がニースで拘留されたことを認めた。
PNFは、世界反ドーピング機関(WADA)から「国際陸上競技連盟のメンバーが関与した汚職と資金洗浄の行為」について警告を受けて調査が始まったと発表した。
フランス警察は火曜日、モナコに本拠を置く国際陸連本部への強制捜査の際に事情聴取と書類撮影を行ったとされる。
尋問に提出した現長官セバスチャン・コーを含む、元国際陸連会長に関係する他の人物も取り調べを受けている。
この捜査は、ドイツの放送局ARDが2014年12月に制作したドキュメンタリーで、ロシアの陸上競技界で広範にドーピングが行われているとの疑惑に続いて行われた。
選手らには収入の一部で禁止薬物が提供され、検査サンプルは国境で日常的に開封され、IAAFとロシア陸上競技連盟の幹部がその過程に加担したと主張されている。
WADAは疑惑を詳しく調査するため独立委員会を設置し、その結果は来週月曜日の記者会見で公表される予定だが、警察の捜査が続いているためすべての調査結果が公表されるわけではないと考えられる。
WADAの広報担当者からは刑事手続きに関するコメントは得られていない。
国際オリンピック委員会の倫理委員会は水曜日遅く、IOC名誉委員であるディアク氏について独自の調査を行うと発表した。
フランス検察当局は声明で、「ディアク氏は2011年にオリンピックを前に、ドーピングで有罪判決を受けたロシア人選手数人への制裁を延期する代わりに金銭を受け取った疑いがある」と述べた。
「ディアクとシセは日曜日に逮捕され、警察官と裁判官による尋問の後、火曜日に釈放された。
「彼らは火曜日に裁判官に面会され、正式な捜査が行われたと告げられた。他の人物が汚職容疑に関与していたかどうかについても捜査が続けられている。」