ヨーロッパ「史上最大」の鳥インフルエンザ流行で約4,800万頭の動物が殺処分

によるユーロニュース

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保健当局は、2021年10月以降、欧州37カ国で鳥インフルエンザの症例が記録されていると発表した。

保健当局によると、今回の鳥インフルエンザの発生は、欧州での記録上最も深刻な流行となっている。

最新の統計によると、昨秋以来、欧州の農場ではウイルスの影響で4,770万頭以上の動物が殺処分されている。

この報告書は月曜日に欧州食品安全機関(EFSA)によって発表された。欧州疾病予防管理センター (ECDC)EU鳥インフルエンザ参考研究所。

昨年、養鶏場で鳥インフルエンザの発生が2,500件近く記録され、野鳥では3,500件以上の症例が見つかった。さらに動物園など他の場所で飼育されている動物でも190件の感染者が登録されている。

ECDCは、鳥インフルエンザの症例が南ヨーロッパのポルトガルから北極海のノルウェーのスバールバル諸島まで記録されていると発表した。

報告書によると、2021年10月から9月9日までに合計37カ国で鳥インフルエンザの症例が記録された。

鳥インフルエンザはこれまで夏に記録されていたが、「前例のない」感染規模は、ウイルスが一年中蔓延する可能性があることを意味する。

ECDCは、鳥インフルエンザは時として人間に感染し、軽度または「非常に重篤な」病気を引き起こす可能性があると指摘しているが、保健当局は鳥から人間への感染は「まれな現象」であると繰り返している。

スペイン保健省は月曜日、グアダラハラの養鶏場の労働者が9月下旬に鳥インフルエンザに感染したことを認めた。

同省によると、男性は無症状のままで、検査で陰性になるまで隔離されたという。

しかしEU機関は、鳥を扱う仕事をしている人、または鳥に定期的にさらされている人は感染の危険にさらされている可能性があると警告し、健康と安全に関する規制の改善を求めている。

ECDC所長のアンドレア・アンモン氏は、「インフルエンザウイルスの感染をできるだけ早く特定し、リスク評価や公衆衛生上の措置を知らせるために警戒が必要だ」と述べた。

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