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キプロスは、最大の観光客グループの一つがこの夏にキプロスを訪れないため、ロシアの観光赤字の代償を感じている。
ロシア人観光客の不足と現在進行中のエネルギー危機によりキプロスの観光業は打撃を受けており、キプロスは推定6億ユーロの収入を失うことになる。
キプロスのビーチは、パンデミックによって損なわれた困難な2年間を終えて戻ってきた観光客で賑わっているが、同国最大の観光客グループの1つがホテルやレストランから姿を消している。
2019年当時、この島国は390万人の観光客を受け入れ、そのうち78万人以上がロシアからの観光客だった。今年は、2月のウクライナ侵攻後に同国に課された制裁のため、多くの人が旅行できなくなっている。
アギア・ナパのアリオン・ビーチ・ホテルで働くパニコス・ミハイル氏は、「以前はロシア人とウクライナ人が宿泊客の25~30パーセントを占めていた」ため、このことによりビジネスは顧客のかなりの部分を失ったと述べた。
もちろん、戦争のために移動の自由を失ったのはロシア人だけではない。ロシアがウクライナ全土の都市を砲撃し、数千人が他のヨーロッパ諸国への避難を余儀なくされているため、晴れた休日は優先事項とは言えない。
ミハイル氏は、自身のビジネスは他のグループの旅行者とのギャップを埋めようとしていると付け加え、「当ホテルは常に高い評判を得ており、スイス、ドイツ、オーストリアなどの中央ヨーロッパやイギリスなどの市場に対応している」と付け加えた。
パンシプリアン・ホテル・マネージャー協会のクリストス・アンジェリディス会長は、多くの会員が被害の消火活動にあたっていると語った。
同氏は、「この大きな変化に対しては誰も準備ができていなかった。対処するのが難しい問題だが、何とか対処しようとしている。
「被害はある程度抑えられましたが、これだけ多くの顧客を補うことは不可能です。」
キプロスホテル協会の会長によると、キプロスのホテルも現在進行中のエネルギー危機によるコストの劇的な上昇に対処するのに苦労しており、電気代は企業にとって賃金に次いで2番目に高いコストとなっているという。
ハリス・ロイジデス氏は、多くのホテルが彼に請求書の例を送ってきており、一部のホテルは「1か月だけで10万ユーロから15万ユーロ」の支払いを求められていると付け加えた。