によるユーロニュース
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トルコが同国北部のクルド人に対して新たな攻撃を開始すると脅迫したことを受け、イラン外相はダマスカス訪問で「いかなる軍事作戦も起こらないようにする」と誓う。ホセイン・アミール・アブドラヒアン氏は記者団に対し、「シリアにおけるいかなる正当化に基づくいかなる軍事行動にも反対する」と語った。
イラン外務大臣は土曜日、ダマスカス訪問の際、トルコ政府が同国北部のクルド人に対して新たな攻撃を開始すると脅したことを受け、シリアでのトルコの軍事行動は地域を不安定化させるだろうと警告した。
ペルシャ語からアラビア語への同時通訳によると、ホセイン・アミール・アブドラヒアン首相はダマスカスでの記者会見で、「シリア北部でトルコが軍事行動をとれば、地域の不安定要素となるだろう」と語った。
イランはシリアのバシャール・アル・アサド大統領の主要同盟国であり、トルコにとって重要な貿易相手国である。しかし、イラン政府はトルコ政府の侵略を阻止するための外交的解決策を見つけることに熱心である。
トルコは2016年以来、クルド人民兵組織のほか、イスラム国過激派ジハード主義者やシリアのバシャール・アル・アサド大統領に忠実な勢力を標的にシリアで連続攻撃を開始している。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は今年初め、祖国に住宅やインフラを建設することで100万人のシリア難民に祖国への帰還を奨励したいと述べた。
エルドアン大統領はここ数週間、トルコ政府が「テロリスト」とみなしているシリアのクルド人戦闘員に対して軍事攻撃を開始する計画だと述べた。
その中には、イスラム国に対する国際連合の重要な部分を形成した米国の支援を受けるクルド人民保護部隊(YPG)も含まれる。
シリア大統領府はツイッターで、アサド大統領はアミール・アブドラヒアン大統領に対し、「シリア領土での攻撃を正当化しようとするトルコの主張は…現実とは無関係であり、国連憲章の規定と国際法の原則に違反している」と述べた。
イラン大臣の訪問はトルコ訪問の5日後に行われる。
イラン国営通信社IRNAが報じたところによると、同氏は以前、自身の訪問は「シリアとトルコの間の地域に平和と安全を確立することを目的とした」と述べていたとのこと。
IRNAは同氏の発言として、「トルコ訪問後は…シリア当局と協議する必要がある」と伝えた。
アミール・アブドラヒアン首相は月曜日、数十年にわたって戦ってきたクルド人反政府勢力に対するトルコの新たな軍事作戦の必要性を理解していると述べた。
同氏はトルコのメヴルト・チャウショール外相とアンカラで行われた共同記者会見で、「トルコの安全保障上の懸念はよく理解している」と述べた。
同氏は「我々は理解しているが…おそらく特別作戦が必要になるかもしれない」と述べ、「トルコの安全保障上の懸念には完全かつ恒久的に対処しなければならない」と付け加えた。
テヘランは、トルコだけでなくイランでも攻撃を行ったクルド人武装勢力を敵視している。
シリア政府は、新たな侵攻を開始するとのトルコの脅しを繰り返し非難し、シリア国内にいわゆる「安全地帯」を創設しようとするエルドアン大統領の計画は、戦争で荒廃した国の団結に対する攻撃であると非難した。