によるユーロニュース
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これらの船舶は5月にペルシャ湾でイラン革命防衛隊に拿捕された。
ギリシャ海事当局はイランに対し、拿捕した石油タンカー2隻の乗組員の解放を改めて求めた。
デルタ・ポセイドンとプルーデント・ウォリアーは先月、ペルシャ湾で同国のイスラム革命防衛隊(IRGC)によって報復措置として拿捕された。
ギリシャ沿岸警備隊と独立した監視サービスタンカー2隻はイランのバンダル港に停泊していると発表した。少なくともギリシャ人9人とキプロス人1人が乗っていた。
イラン政府は、乗組員の健康状態は「良好」で拘束されていないと発表した。
この動きは、アテネが、拿捕したロシア船籍のタンカーから報告されている70万バレルのイラン産原油を米国に引き渡すと発表した数日後に行われた。
ロシアとウクライナの戦争に関連した世界的な制裁のため、11時に船籍をイランに切り替えようとしたロシア船は4月19日にエヴィア島沖で拿捕された。米国とEUの制裁は、各国がイランの石油化学製品を購入することも禁じている。
火曜日、イランは、ギリシャが石油をテヘランに返還する裁判所命令を受けてロシアのタンカーを解放したと発表した。
イランの港湾・海事当局は声明で、「ギリシャ政府はこの趣旨の命令を出し、現在我々は船の拿捕が解除され、所有者に返還されるのを目の当たりにしている」と述べた。
しかし、タグボート会社からの「金銭的請求」を受けて、ギリシャの裁判所は同船の出国を一時的に禁止した。
ギリシャ当局はイラン産原油の放出がイラン政府による同様の動きを促すことに今も期待している。
5月の劇的な映像には、武装した革命防衛隊職員らがヘリコプターからギリシャの船舶の1隻の甲板に降下する様子が映っていた。
ギリシャ商船大臣ヨアニス・プラキオタキスは、イランによる拿捕は海運と通商の安全に対する脅威であると述べた。
同首相は6月3日、「我々はすべての国に対し、この容認できない事件を終わらせ、二度と起こらないよう行動するよう求める」と述べた。
ドイツとフランスの両国外務省もギリシャタンカーの拿捕を非難し、テヘランに対し乗組員とともにタンカーを解放するよう求めた。イラン政府はこの声明を「偏向的」で「不適切な干渉」だと批判していた。