によるユーロニュースとAP通信、ANSA通信
公開日
この記事をシェアする
2021年6月のこの事件では、小型船に乗っていたイタリア人2人が死亡した。
イタリアのガルダ湖で起きたボート死亡事故で、ドイツ人観光客2人が過失致死罪で有罪判決を受けた。
パトリック・カッセンとクリスチャン・タイスマンは昨年6月に夜間事故を起こし、現場から立ち去ったとして有罪判決を受けた。
この事故により、湖畔で友人らと夜の一部を過ごした後、小型船に乗っていたイタリア人夫婦が死亡した。
ウンベルト・ガルザレラさん(37)は木造船で死体で発見され、グレタ・ネドロッティさん(25)の遺体は2日後にダイバーによって発見された。
検察は、ミュンヘンからの観光客2人が酒に酔ってボート内でスピードを出していたと主張した。
裁判前、カッセン被告は衝突があったことに気付かなかったと主張していた。彼は7月から自宅軟禁されていた。
ドイツ軍のモーターボートの舵を握っていたとされるカッセン氏は、懲役4年6か月の判決を受けた。事件中は眠っていたと主張したタイスマンにも2年11か月の判決が言い渡された。両氏はブレシア裁判所の判決に対して控訴する意向を示している。
ドイツ人の保険会社は遺族に300万ユーロ近くを支払ったが、ガルザレラさんの父親は、いくらお金があっても息子を連れ戻すことはできないと述べた。
エンツォ・ガルザレラ氏は月曜日の判決後、イタリアの記者団に対し、「酒に酔っていたかどうかにかかわらず、あの夜何が起こったのかを知っているのはドイツ人2人だけだ。私には判断できない」と語った。
「彼らは一生良心を持ち続けるでしょう。この悲しみは私に残るのと同じように、彼らにも残ります。」