アルメニア大統領、権力の欠如を理由に辞任

によるユーロニュースAFP

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アルメニアのアルメン・サルキシアン大統領は日曜日、同国の政治生活に「影響を与える」能力がないことを理由に辞任した。

アルメニアのアルメン・サルキシアン大統領は日曜日、同国の政治生活に「影響を与える」能力がないことを理由に辞任した。

サルキシアン氏は公式ウェブサイトに掲載した声明で、「国と国家にとってこの困難な時期に、大統領は内政・外交政策の急進的なプロセスに影響を与えるのに必要な手段を持っていない」と述べた。

アルメニア大統領の役割は主に儀式的なものであり、首相が政治権力を握っている。

ナゴルノ・カラバフ地域の支配を巡るアルメニアと隣国アゼルバイジャンの間で戦闘が勃発し、大統領が政治危機の中心にいる中での出来事だ。

6週間の戦闘で6,500人以上が死亡したが、ロシアの仲介で停戦合意が成立し、アゼルバイジャンに飛び地とその周辺地域の一部が与えられることになった。

サルキシアン氏とパシニアン氏は、旧ソ連の両共和国間の紛争を受けて陸軍参謀総長を解任する決定について意見が異なっていた。

「わが国にとってこの困難な時期、国家統一が必要とされているこの時期に、大統領機関がゴシップや陰謀論の標的になって、最も重要な問題から国民の注意をそらすべきではない」とサルキシアン氏は声明を続けた。

サルキシアン氏は1953年にエレバンで生まれ、1996年から1997年まで首相を務め、2018年3月に大統領に選出された。

1991年のソ連崩壊以来、アルメニア経済は低迷し続けている。

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