によるユーロニュースとAP
公開日
この記事をシェアする
ハンガリーの後、教皇フランシスコはスロバキアを訪問する。
教皇フランシスコは今週日曜日にハンガリーに到着する予定で、教皇による同国訪問は1996年のヨハネ・パウロ2世以来初めてとなる。
フランシスコは、世界中のカトリック教徒が集まる4年ごとに開催される1週間のイベントである第52回国際聖体会議の閉幕としてミサ聖祭を捧げる予定だ。
新型コロナウイルス感染者の新たな急増に対する懸念にもかかわらず、ミサには最大10万人がハンガリーの首都に集まると予想されている。
会議の主催者は、イベントは大規模集会の制限から除外され、ワクチン接種証明書、マスク、社会的距離も必要ないと発表した。
閉会ミサを行う前に、教皇はヤノス・アデル大統領および右翼ポピュリストのヴィクトール・オルバン首相と短時間会談する予定。
移民に対する強硬な姿勢で知られるオルバン氏は、頻繁に自国の政府を欧州における「キリスト教文明」の擁護者であり、イスラム教徒が多数を占める国々からの移民に対する防波堤であると描写してきた。
オルバン氏の政策の一部は、教皇フランシスコが支持する見解と矛盾している。
2015年、オルバン首相は、同年の移民危機の最中に中東やアフリカから欧州に到着する難民を定住させる提案を拒否し、オルバン政府は亡命希望者を締め出すために南の国境沿いにフェンスを設置した。
対照的に、フランシスコは当時ヨーロッパのカトリック教徒に難民を歓迎するよう促し、最近の声明では移民に対するアプローチは「歓迎、保護、促進、統合」されるべきだと述べた。
オルバン首相はまた、LGBTの人々の権利を標的にしているとみなされる最近の政策でも非難されており、これについて教皇フランシスコはより穏健な見解を表明している。
ハンガリーのLGBTコミュニティのメンバーであるチャバ・ヘゲドゥス氏はAP通信に対し、「教皇フランシスコの訪問はハンガリー社会と互いの相互受容にプラスの影響を与える可能性がある」と信じていると述べた。同氏は、「教皇フランシスコ自身も非常に受け入れているように、このことが多数派社会による少数派、特にLGBTコミュニティの受け入れに役立つことを期待している」と述べた。
ハンガリー訪問を終えた教皇フランシスコはスロバキアを訪問し、9月15日にローマに戻る予定。