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政府、フランコ大統領の慈善財団を非合法化し、内戦時の霊廟を「民間人墓地」に変える法案を提案
フランシスコ・フランコ政権の犠牲者には、スペインの元独裁者に対する国民の支持を制限する新法の一環として賠償金が支払われることになっている。
社会党指導者ペドロ・サンチェス政権が今週提出した提案では、スペイン内戦の犠牲者を祀る物議を醸している霊廟「戦没者の谷」を「民間人墓地」に変えることも盛り込まれている。
1936年から1939年にかけての紛争では、フランコ率いる国民党がソ連の支援を受けた左派共和党や共産主義者と戦って、数十万人が死亡した。
スペインのカルメン・カルボ副首相は、これは「犠牲者、そして困難な時期にファシズムと戦った同胞に対する認識、賠償、尊厳、そして正義」になるだろうと述べた。
戦没者の谷には3万4000人近くが埋葬されており、その中には共和党のために戦った多くの人々が家族の許可なく遺体を移送されている。
フランコ自身も、昨年遺体が掘り起こされてマドリード郊外の家族の墓に移されるまで、そこに埋葬されていた。
新法は国家DNAバンクを設立し、犠牲者の発掘と再埋葬を可能にするものだ。
スペインは1975年のフランコ死去後の数年間、民主主義を受け入れたが、同国はフランコ政権時代に犯された残虐行為には決して直面しなかったと多くの人が言う。
内戦と政権による11万人以上の犠牲者の身元は不明のままだ。
カルボ氏は、多くの犠牲者が「亡命や刑務所、不名誉なやり方での独裁政権の弾圧下など、さまざまな形で命を落としており、民主主義はそれを忘れることはできない」と述べた。
しかし、この法案が議会を通過するには何か月もかかり、まだ修正される可能性がある。
これには、独裁者が亡くなった翌年に設立されたフランシスコ・フランコ財団を禁止する計画が含まれている。
フアン・チチャロ会長は、政府は「現実の問題から注意を逸らそうとしている」と述べた。
「私たちの財団が禁止されるかどうかはもはや問題ではなく、自由を守ることが問題だ」と同氏はAP通信に語った。
「スペイン憲法では自由な思考が認められているんじゃないの?」