によるユーロニュースとロイターワールド
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オランダのバンド、地元アーティストと連帯してレバノン公演を中止
オランダのバンド、ウィズイン・テンプテーションは、教会からの圧力と殺害の脅迫を受けて自身のライブを中止された同国で最も人気のあるインディーズバンドを支援するため、レバノンでの大きな音楽フェスティバルでのコンサートをキャンセルした。
レバノンのビブロス・フェスティバルは、教会指導者らがバンドを冒涜だと非難し、一部のキリスト教批評家がコンサートを力ずくで中止すると誓ったため、「流血」を恐れてマシュルー・レイラのショーを中止せざるを得なくなったと発表した。
活動家らはこれを、レバノンで言論の自由や疎外されたコミュニティに対する攻撃の高まりの一環として非難している。
水曜日に古代都市ビブロスで公演を予定していたウィズイン・テンプテーションは、「現時点でレバノン当局はアーティストたちに平和に公演するための安全を提供することができない」とフェイスブックへの投稿で述べた。
また、この動きは「マシュルー・レイラ氏との連帯、そして寛容さ、言論と表現の自由を支持するもの」であると同紙は述べた。 「この決断をするのは辛い。レバノンでの最後のショーは今でも私たちの心の中に鮮明に残っている。」
ゲイであることを公言しているボーカリストを擁するレバノンのバンド、マシュルー・レイラは、宗派主義、男女平等、同性愛嫌悪に取り組む歌詞を掲げ、世界中の主要都市で公演を行っている。
ビブロスフェスティバル委員会は、表現の自由と恐怖からの自由に対するアーティストの権利を確保するようレバノン国家に求めるよう国民に呼び掛けた。
オランダのバンドの発表後、日曜日に「私たちは決して沈黙されない」と述べた。
ここ数週間、ビブロスの教会指導者らは、その歌が「宗教的価値観」に違反しているとして、マシュルー・レイラのショーの中止を求めていた。
近年ビブロスで2回演奏したレバノン人ミュージシャンらは、中傷キャンペーンの標的になったと語った。
彼らは、ビルボード・ワールド・アルバム・チャートで13位に達したイブン・エル・レイルの4年前のアルバム収録曲に関する「告発と嘘」にショックを受けたと述べた。
アムネスティ・インターナショナルは、レバノン当局がマシュルー・レイラさんを保護できなかったとして批判した。権利団体は今週、レバノンで憎しみを煽る人々に対する法的措置を呼び掛けた。レバノンはアラブ世界の他の地域よりも自由度が高いと当局が長年自慢してきた国だ。
マシュルー・レイラさんは「私たちは、もっと寛容な気候のもとで、本当に自慢できる国に戻りたいと願っている」と語った。