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ブルキナファソの教会襲撃、牧師含む6人死亡
当局は日曜、ブルキナファソ北部のプロテスタント教会で正体不明の武装集団が牧師と信者5人を殺害したと発表した。
西アフリカの国では今年、ジハード主義者の暴力が急増しているが、教会が標的にされるのは初めてだ。
政府報道官レミー・フルガンス・ダンジノウ氏は、襲撃はシルガジのコミューンで発生したと述べた。
治安関係者がAFPに語ったところによると、他に少なくとも2人が行方不明となっている。
目撃者はAFPに対し、「襲撃は現地時間の午後1時頃、礼拝が終わり信者たちが教会を出たときに起きた」と語った。
「襲撃犯らはバイクに乗って空中に発砲し、その後信者らを狙った」と目撃者は語った。
ブルキナで聖戦主義者の暴力が増加
金曜日(4月26日)、東部コルペゴ県でバイク襲撃犯が地元学校の教師5人を含む6人を殺害した。
ダンジヌー氏は月曜日、今回の攻撃は、宗教団体が歴史的に平和的に共存してきたイスラム教徒が多数を占める国で教会を標的とした初めての攻撃だと述べた。
宗教的寛容の歴史を誇るブルキナファソは、隣国マリを拠点とするグループがサハラ以南の乾燥した低木地帯であるサヘルへの影響力を拡大しようとしており、攻撃の増加に悩まされている。
AFPの集計によると、2015年以来合計350人が殺害された。
政府は12月、日曜日の襲撃があった地域であるスームを含むイスラム教徒による致命的な攻撃を受けて、マリと国境を接する北部のいくつかの州に非常事態を宣言した。
国際危機グループの西アフリカプロジェクトディレクターのリナルド・デパーニュ氏は、「武装勢力は…宗教間の良好な理解を妨害したり、それに反したりすることにあらゆる関心を持っている。われわれはこの地域や世界の他の国々でもこの戦略を観察してきた」と述べた。
米国国務省によると、ブルキナファソの人口の約55~60パーセントはイスラム教徒、およそ20~25パーセントがキリスト教徒、残りは土着の宗教を信仰している。