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トランプ大統領はこの襲撃を「恥ずべきこと」であり「我が国への攻撃」であると非難した
FBIはドナルド・トランプ米大統領の個人弁護士を長年務めたマイケル・コーエン氏の事務所と自宅を捜索した。
事件に近い関係者によると、51歳の彼は銀行詐欺、電信詐欺、選挙資金法違反の疑いで捜査を受けているという。
コーエンは、ストーミー・ダニエルズとして知られるポルノスター、ステファニー・クリフォードへの支払いを巡る論争の中心人物となっている。
ダニエルズさんは、2006年にトランプ氏と性的関係を持ち、2016年の選挙直前にそれを黙秘するために金銭を受け取ったと主張している。
コーエン氏の弁護士スティーブン・ライアン氏は、家宅捜索が行われ、特定の「通信」が押収されたことを認めた。
ライアン氏は声明で「ニューヨークでの訴訟は部分的にはロバート・モラー特別検察官事務所からの照会によるものだと連邦検察当局から助言を受けた」と述べた。
同氏はさらに「捜索令状を用いて捜査を行うというニューヨーク連邦検察局の決定は完全に不適切であり、不必要だ」と付け加えた。
モラー氏はロシアが2016年の米大統領選に介入した疑惑を捜査しており、ロシアとトランプ陣営の共謀の可能性についても捜査している。
ロシアは選挙介入疑惑を否定しており、トランプ大統領とホワイトハウスは共謀はなかったと繰り返し主張している。
ライアン氏は声明の中で、コーエン氏が当局と協力し、ロシア政府が米大統領選に影響を与えようとしているとされる取り組みを独自に調査するため、数千件の文書を議会調査官に提出したと述べた。
ある関係者は、FBIが電子メール、税務書類、ビジネス記録を押収したと述べた。
ドナルド・トランプ米大統領は、今回の強制捜査は恥ずべき行為であり、完全な魔女狩りであると述べた。
ホワイトハウスで記者団に対し、トランプ大統領はロバート・モラー特別検察官のチームを最も偏見のある集団と呼び、ジェフ・セッションズ司法長官はロシアの米大統領選介入疑惑に関するモラー氏の捜査を監督することから身を引くべきではなかったとの見解を繰り返した。