サレハ氏殺害は「標的型攻撃ではない」とフーシ派活動家が発言

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フーシ派勢力は元同盟者の死で大きな勝利を収めたと見ている。

道路検問所でアリ・アブドラ・サレハ氏を殺害したフーシ派兵士らは、同氏が車に乗っていたことを知らなかったと、運動と密接な関係を持つイエメンジャーナリストがユーロニュースに語った。

サレハさんは、かつての同盟者フーシ派と決別した後、首都サナアの自宅周辺での戦闘から逃れようとしていたところ、車が通行止めにぶつかった。

「サレハ氏は逃走中、サヌア郊外の検問所の一つでの戦闘で死亡した。現場にいた警官らはアブドラ・サレハ氏が車に乗っていたことに気付かなかったが、運転手が停止を拒否したため、激しいやり取りが行われた」火災が発生した」とジャーナリストでフーシ派活動家のフセイン・アルベキティ氏は電話インタビューで語った。

アンサール・アッラーとしても知られるこのグループは、元大統領の死を大きな勝利とみている。

「イエメンはより良く、より強くなるだろう。一つの国家に二人の指導者を置くことはできない。そしてサレハ氏の死はアラブ同盟の最後のカードが崩れたことを意味する。アンサール・アッラーは完全な主導権を握った」とアルベキティ氏は語った。

同氏は、サレハ氏の運動は、イランが支援するフーシ派と戦うサウジアラビア主導連合との合意を求める先週の決定を巡り、すでに分裂していると主張した。

サレハ氏は約6年前に権力の座を追われるまで、30年間イエメンを率いていた。彼はフーシ派と協力してアブドラブブ・マンスール・ハディ政権を打倒した後、政治的影響力に復帰した。サウジアラビアは連立政権を結成してハディ氏を政権に復帰させようと対抗した。

リヤドはサレハ氏の死の報に反応し、イエメンにアラブ圏への復帰を求める声明を発表した。

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