ビデオ。ワルシャワで中絶改革とPiS政府に反対する数千人が抗議活動

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日曜、ポーランドの右翼政府に抗議するために数千人がワルシャワ市内を行進した。今回のデモは、高等裁判所の判決を受けて、既に厳しい中絶に関する法律がさらに制限されたことを受けて行われた。

日曜日にはポーランドの右翼政府に抗議するために数千人がワルシャワ市内を行進したが、今回のデモは高等裁判所の判決を受けて、すでに厳しい中絶に関する法律をさらに制限したことを受けて行われた。

2010年に当時の大統領やポーランド高官ら多数が死亡したスモレンスク航空事故の記念碑付近で、警察とデモ参加者の間で小規模な乱闘が起きた。

デモ参加者も中央交差点に集まり、与党「法と正義」(PiS)党首ヤロスワフ・カチンスキ氏の自宅に向けて行進を開始した。

副首相であるカチンスキ氏は、与党保守政権の実力者であり、裁判所の判決に責任がある人物とみなされている。

機動隊がデモ参加者らを阻止し、カチンスキさんの自宅に向かうためにヴィスワ川沿いの別ルートを通らざるを得なくなった。

共産主義ポーランド時代の市民民兵の格好をした少数のデモ参加者がカチンスキさんの家にたどり着くことができた。

警察が介入して彼らを移動させた。

この抗議活動は、1989年にポーランド共産党指導者によって課された戒厳令の39周年に合わせて予定されていた。

ポーランドでは10月22日、超カトリックの与党PiSによって改革された憲法裁判所が重度の胎児奇形の場合の自発的中絶を憲法に「矛盾する」との判決を下して禁止したことから、ポーランドで大規模な抗議活動が始まった。

この判決により、強姦や近親相姦の場合、あるいは母親の命が危険にさらされた場合を除き、すべての中絶が禁止されることとなった。