ドイツCDU党首フリードリヒ・メルツ氏がキエフを訪問し支持を再確認

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2月に予定されているドイツの解散総選挙でCDUの首相候補となっているフリードリヒ・メルツ氏は、支持層の支持を強化しようとしている。

ドイツの中道右派キリスト教民主同盟(CDU)のフリードリヒ・メルツ党首は月曜日にキエフを訪問し、同党はウクライナを断固として支持すると述べた。

「私は大統領(ヴォロディミル・ゼレンスキー氏)と再会することを非常に楽しみにしており、その日のうちにウクライナの状況がどうなっているのか、そしてこの荒廃した国をロシアの侵略から守るために何ができるのかを知りたいと思っている。」メルツ氏は到着時にこう語った。

2月23日のドイツ総選挙でCDUの首相候補となっているメルツ氏は、一斉世論調査に先立って自身の支持基盤を強化しようとしている。

ゼレンスキー大統領との会談後、メルツ氏はXについて「友人、同盟国、パートナー」と書いた。同氏は、ドイツは「自国を守るために必要なものでウクライナを支援するためにあらゆることを行うだろう。自由のため、平和のため、ウクライナ国民のためだ」と強調した。

ウクライナ大統領は、両者が「来年の軍事援助拡大の必要性」やウクライナのEU統合について話し合ったと述べた。さらに「我々はウクライナの長距離能力を強化し、NATOへの招待を拡大することの重要性について合意した」と付け加えた。

メルツ氏の訪問は、先週のドイツのオラフ・ショルツ首相のウクライナ首都訪問に続くものとなった。ショルツ氏は11月の政権崩壊後の再選を争っているが、キエフへのトーラス長距離ミサイルの供給を拒否したことで批判を集めている。

しかし、米国を除けば最大の武器と軍事装備の供給国として、ドイツは引き続きウクライナにとって重要な同盟国であり続ける一方、同国への支援に関する議論は選挙前の主要な議題となっている。

かなりのドイツ有権者がロシア侵攻との3年近い戦争にうんざりしており、ウクライナへの武器供与に反対する極右・極左政党に支持を移している。

ウクライナを巡るベルリンの政治的不確実性

9月にCDUの首相候補に選ばれた68歳のメルツ氏は、ウクライナへの支持を維持したいと考えている。

ウクライナ戦争の行方はいまだ不透明な中、キエフはまた、ドナルド・トランプ次期米大統領の計画や、最近増加している欧州同盟国との協議を待っている。

ベルリンの病状は他の選挙キャンペーンの問題にもあるそもそも政府崩壊につながった経済、そして移民問題。

ドイツは2021年以降、オラフ・ショルツ氏率いる左派社会民主党が率いる連立政権によって統治されており、その中には小規模な親ビジネス派の自由民主党や緑の党も含まれている。

この連立政権は不人気となっており、今年初めの欧州議会選挙や最近のチューリンゲン州とザクセン州の州選挙でも敗北を喫した。

11月にショルツ首相と自由党、緑の党との連立政権が崩壊したことを受け、ショルツ首相は12月16日に信任投票を行うことに同意したが、これは首相がまず議会で投票を呼びかけなければならないため、早期の連邦選挙に先立って必要な措置である。

キリスト教民主党はド​​イツ最強の政党とみなされており、一部の世論調査ではメルツ氏が2月にショルツ氏の後任になると予想されている。

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