イタリアの修道女、マフィア関連の容疑で逮捕

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検察当局は、アンナ・ドネリが刑務所内でギャングとその仲間の間でメッセージをやり取りするために自身の精神的な役割を悪用したと主張している。

今年初めに刑務所でのボランティア活動で賞を受賞したイタリアの修道女が、マフィア仲介の容疑で逮捕された。

イタリアメディアによると、イタリア北部ブレシア市とその周辺の複数の刑務所でカウンセラーを務めていたアンナ・ドネリさん(57)が木曜日に拘束された。

広範な警察作戦の一環として、マネーロンダリング、麻薬密売、恐喝などのマフィア関連犯罪の取り締まりでさらに24人が拘留された。そのうちの1人はジョルジア・メローニ首相率いるイタリアの兄弟党の元評議員だった。

木曜日の記者会見で、検察官フランチェスコ・プレーテ氏は、ドネリ氏がカラブリア州南部に拠点を置く強力な犯罪組織「ンドランゲタ」の一員であるトリポディ一族のメンバーの刑務所内での仲介役を務めていたと述べた。

「彼女は命令、指示、道徳的および物的援助を仲間たちに伝え、犯罪戦略をより良く計画するために有益な情報を囚人たちから受け取りました」と彼は述べた。

捜査当局は彼の通信を傍受している間、ブレシアのギャングのリーダー、ステファノ・トリポディがドネリの役割について話し合っているのを聞いた。 「彼女も我々の一員だ」と彼は言ったと言われている。

検察官によると、ドネリさんは囚人同士のフットボールの試合の審判を務めていたが、その霊的な役割のため、刑務所内に広範囲に出入りできたという。

2月に、修道女はミラノで授与される市民賞「黄金のパネトーネ賞」の受賞者の一人となった。

警察は一連の強制捜査で25人を逮捕したほか、約200万ユーロを押収した。

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