バルカン半島、ヨーロッパで長引く熱波による山火事と戦う

によるユーロニュースAP

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専門家らは、欧州全土でさらなる気候変動による災害を回避するために行動すべき時が来たと述べ、欧州の指導者らに対し大陸全体の懸念される気象傾向に対処するよう求めている。

現在も続く熱波によりバルカン半島や南ヨーロッパ全域で火災が発生しており、ブルガリアやアルバニアなどの国々は現在、EUの支援システムを通じて国際消防援助を受けている。

セルビアは、バルカン半島の内陸国で熱波の気温で制御不能な火災が続いている山火事の消火活動を支援するため、北マケドニアにヘリコプターを派遣した。

南セルビアのプロホル・プチニスキ修道院近くにあるコジャク山の斜面でも消防ヘリコプターが使用されていた。

今週、北マケドニアの一部で大規模な山火事が発生し、首都スコピエから約60キロ東にある村では家屋が破壊・被害を受け、避難を余儀なくされ、高齢の住民の命が奪われた。

当局者らによると、月曜日以降、強風により北マケドニア東部と中部の一部で山火事の拡大が加速した。

アルバニアでは水曜日も山火事が燃え続け、南部のマシュクロル村の家々に近づいたが、被害はなかった。

海岸沿いの町盛津で発生した大規模火災で、屋根とビーチバー2軒が被害を受け、観光客らがパニックに陥り、数百人のアルバニア人消防士、軍関係者、ボランティアらがなんとか鎮火した。

欧州連合国民保護機構の一員であるアルバニア軍のクーガーヘリコプターとイタリアのカナディア航空機2機が、ビーチタウンを炎から救うのに貢献した。

クロアチアでもダルメシオン海岸で発生した火災により住民は避難を余儀なくされたが、死傷者は報告されていない。

クロアチアの緊急サービスによると、カナダ航空10機の支援を受けて、クロアチア国内の122の火災に755人の消防士が出動した。

クロアチア消防隊は、木曜日の時点ですべての地域で火災が鎮火に成功したことを確認した。

ヨーロッパの他の地域でも猛暑が続いており、スペイン全土の9つの自治体に高温に対するオレンジ色の警報が出ている。

専門家らは、欧州全土でさらなる気候変動による災害を回避するために行動すべき時が来たと述べ、欧州の指導者らに対し大陸全体の懸念される気象傾向に対処するよう求めている。

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