ポーランドのトゥスク首相が内閣改造、欧州選挙に立候補する閣僚を釈放

によるユーロニュースAP

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ポーランドは昨年、強硬な右派政権を投票で排除したが、来月には右派がEU全体で躍進すると予想されている。

ポーランドのドナルド・トゥスク首相は金曜日、来月の欧州議会に立候補する4人の閣僚を交代させる内閣改造を発表した。

この変化は、12月に発足し、司法とメディアの独立性の回復を含む多くの分野で抜本的な改革に着手したトゥスク政権に新たなエネルギーをもたらすチャンスともみなされている。

「今日は秩序をもたらす時が来た」とタスク氏は述べ、「これが我々が共同でこうした変更を決定した理由の一つだ」と述べた。

トゥスク氏の親欧州連合政府は、2015年から2023年までの政権在任中にポーランドをEUとの衝突コースに置いた右翼の前身政党「法と正義」(PiS)の政策を覆す大胆な取り組みに乗り出した。

この人事は、6月の選挙で大きな成果を上げたいと考えているPiSがワルシャワで計画している大規模な抗議活動の数時間前に行われた。

彼らは、欧州グリーンディールの一部を構成する政策である、緑ガス排出量を削減するためのEUの新たな農業政策に抗議する農民たちと合流した。

国営テレビ、ラジオ、通信社の経営陣交代の先頭に立ったバルトロミエ・シエンキェヴィチ文化大臣とマルシン・キエルウィンスキー内務・行政大臣はともに交代した。

国有資産担当大臣のボリス・ブドカ氏と開発・技術担当大臣のクシシュトフ・ヘトマン氏も辞任する。

新しい内務大臣は、2011年から2015年までトゥスク前政権で国防大臣を務めていたトマシュ・シエモニアク氏である。同氏は、ポーランドの隣国ウクライナに対するロシアの戦争の際に、特別サービスの調整官としての職に留まっている。

新しい文化大臣にはハンナ・ブロブレフスカ氏が就任し、ヤクブ・ヤウォロフスキ氏は国有資産の責任者となり、現在管理ミスを明らかにするための監査が行われている。

経験豊富な政治家で国会議員のクシシュトフ・パシク氏が新しい開発・技術大臣に就任する。

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