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ブルーノ・カルボーンは2003年から逃走を続け、3月に聖戦反政府組織タハリール・アル・シャームの支配地域で逮捕された。
イタリア当局とシリア聖戦士反政府勢力によると、欧州で最も指名手配されている犯罪者の一人であるイタリアの麻薬密売人がシリアで逮捕され、イタリアに引き渡された。
ナポリ地方最後の主要麻薬密売人で現在も逃走中のブルーノ・カルボネ容疑者が火曜日、ローマのチャンピーノ空港で飛行機から降りたところを拘束されたとナポリ警察が声明で発表した。
カルボーネ容疑者(45)は、スペイン-ナポリ-シチリア間ルートに沿った国際麻薬密売の罪でイタリアで欠席裁判で懲役20年の判決を受け、2003年から逃走していた。
カルボーンはカモッラのラファエレ・インペリアーレの側近として知られている。インペリアーレ氏自身も世界最大の麻薬密売人の一人と考えられていたが、2021年にドバイで逮捕された。
当初、カルボーン氏がどこで捕まったのかは不明で、イタリア国内メディアは同氏が逃走中に多くの時間を費やしていたアラブ首長国連邦でも逮捕されたと報じていた。
シリア北西部の聖戦組織タハリール・アル・シャーム(HTS)の幹部、モハメド・サンカリ氏は、カルボーン氏は3月に「(国内の)『解放』地域を通過中…目的地に到達する目的で拘束された」と述べた。 (バシャール・アル・アサドの)政権の支配下にある地域」。
HTSによると、カーボーン氏は数か月にわたる尋問の後に引き渡され、顔写真も公開された。
カルボーン氏は偽物の高級時計を販売したとして本国の当局から逃れてきたメキシコ人であると主張しており、その正体に対する疑惑が生じていると反政府勢力シリア救国政府支配地域の内務大臣ムハマド・アブデル・ラーマン氏はアシャルク・アルアウサットに次のように語った。英国に本拠を置くアラビア語アウトレット。
イタリアの報道機関イル・フォリオが報じたところによると、首長国当局者が水曜日に引き渡しを仲介したとみられている。
イタリア風「できれば捕まえて」
2020年12月、国内当局の発表を受けてカルボーンはドバイで逮捕されたと言われている。
逮捕された男はナポリ出身の実業家であることが判明し、1か月余りの刑務所での生活を経て釈放された。
HTSは、当時逮捕された人物は「当局の目を逃れるためのおとりとしてブルーノの家に送られた人物」だったと主張している。
カルボーンはコロンビア人密売業者と手を組んで、ナポリ全域に位置するイタリアで最も古く最大の犯罪組織の一つ、カモッラの一族にコカインを供給していた。
彼はまた、同じコネを利用して、別の著名な組織犯罪シンジケートであるカラブリア州の「ンドランゲタ」にコカインを提供したと考えられている。
タハリール・アル・シャームは、ヌスラ戦線を含むいくつかのイスラム主義者と聖戦主義者グループの合併後、2017年に創設された。
この組織は公にはアルカイダから分裂したが、いわゆるイスラム国などと同様の信念を共有していると考えられている。
10月中旬に主要都市イドリブを制圧して以来、シリア北西部でその勢力と影響力が増大している。