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「とても満足しています」と、1999年から2007年まで旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY)の検察官を務めたカルラ・デル・ポンテは言う。
元戦争犯罪検察官カルラ・デル・ポンテ氏はユーロニュースに対し、大量虐殺で有罪判決を受けた元ボスニア・セルビア人司令官ラドコ・ムラディッチ氏に水曜日に言い渡された終身刑に「非常に満足している」と語った。
デル・ポンテは旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所の検察官1999 年から 2007 年まで。
「被害者を代表して私は非常に満足しています。(元セルビア大統領)スロボダン・ミロシェビッチの死後、ムラディッチ氏はこれらの戦争犯罪に責任のある最高位の高官だったからです。」彼が終身刑を言い渡されたことにも満足している」とデル・ポンテ氏はユーロニュース記者ステファン・グローブ氏のインタビューで語った。
国連裁判所は、ムラディッチが多民族ユーゴスラビア連邦共和国の残骸の中から正統派の「大セルビア」を切り開くためにイスラム教徒、クロアチア人、その他の非セルビア人を土地から追い出すことを目的とした「犯罪的」キャンペーンに参加していた、と認定した。
「被告たちが話すとき、彼らのイデオロギーや人種差別を感じることができた」とデル・ポンテ氏は語った。
「もちろん、誰も後悔していません。私が知っている加害者のうち、後悔を持ち、罪を認め、刑務所内で自殺した人は一人だけです。」
ムラディッチ被告は評決の数分前に「これは全部嘘だ、君たちは全員嘘つきだ!」と怒って叫び、法廷から追い出された。
裁判所は、スレブレニツァでの8,000人のイスラム教徒の男性と少年の虐殺や、砲撃、迫撃砲、狙撃兵の射撃で1万人以上の民間人が死亡したボスニアの首都サラエボの43か月にわたる包囲など、11の罪状のうち10件でムラディッチが有罪であるとの判決を下した。
ムラディッチ氏はすべての容疑について無罪を主張していた。同氏の弁護団は、判決に対して控訴するつもりだと述べた。